第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
キバ 〜カルテット♪キバっていくぜ!〜
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「準備はいいか?」
「大丈夫だ」
「点呼とりま〜〜す。渡」
「はい」
「太牙」
「居るぞ」
「名護さん」
「ここに」
「キバット三世」
「おうよっ」
「同じく二世」
「ふむ」
「よし、では」
蒔風がパスを渡にかざす。
するとパスに仮面ライダーキバが写り込み、下には蒔風がやってきた日にちの時間が書かれていた。
「では、しゅっぱ〜〜つ」
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現代
渡の家の前に巨大な影が現れた。
その影が腕を振りかぶり、家の二階部分を吹き飛ばした。
ガラガラと壁が崩れ、屋根が無くなって、おもちゃの家みたいに中が覗けた。
その影の名は、仮面ライダーアーク。
その身長は3.2メートルと、基本的な姿のライダーとしては最大の大きさを誇る、レジェンドルガ族最強の王の鎧。
レジェンドルガ族は最強の種として存在していたが、「キバの鎧」を身につけたファンガイアの王により殲滅、封印されていた。
それを「奴」が遺跡から発掘し、邪魔なレジェンドルガを排除。
鎧のみを奪って中に「欠片」を詰めて使用している。
故に、今回のアークの巨体は5メートルほどまで巨大化しており、特殊能力は使えないまでも力は底上げされている。
その「奴」はアークの肩に立っており、家の中を覗き込んで確認する。
「いない?紅渡の仕事はバイオリン作り。工房にいないなら素材探しか?」
アークが「奴」の意志に反応して踵を返してその場から去ろうとする。
狙いはまず、「素晴らしき青空の会」の集会所になっているカフェ・マル・ダムール。
そして非常に面倒だがビルに擬態しているキャッスルドランだ。
だがその歩みは爆撃で阻まれる。
時空を裂いて走ってきたレールに乗ったデンライナーの攻撃にアークが身じろぐ。
そしてその脇を通って行って、デンライナーがアークと「奴」を掻っ攫って行った。
そして郊外の森の中にある開けた場所。
そこにアークと「奴」は放り出され、デンライナーからは蒔風たちが降り立つ。
「お前ら・・・・・あ、そっか。確かこの世界には時の扉があったなぁ・・・・まさか蒔風がここまで電王の力を借りられるなぞ思ってなかったわ」
「ああ、オレもびっくりだよ」
そういう蒔風の背後でデンライナーが消え去る。
それを確認してから、蒔風が言い放った。
「そっちの準備は万全。だが、俺たちの方は・・・・・億全だからな。今回は先
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