第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
キバ 〜カルテット♪キバっていくぜ!〜
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反り、地面に倒れる。
ドドォウ、と音を響かせ、全身からスパークを起こして空を仰ぎながらアークが仰向けに倒れた。
「やった・・・か?」
「この地形だから・・・よかった・・・・でなければ潰されていた・・・・・」
二人がお互いの肩を支え、その場から先に行こうとする。
「奴」と戦っている二人に合流しなければならない。
二人の背後には地面に倒れるアーク。
死んだように倒れているそのアークが
そのアークの目が
バグンッ!!と一気に光り起動した。
巨体が瞬時に起き上がり、よろめく二人の身体を腕が薙ぐ。
二人は吹き飛び、イクサは地面に転がってダークキバは木々をなぎ倒して止まった。
「ぬ・・・ごぁ・・・・ッ!!!!」
ゴドン!!!!
巨大な踵落としをイクサがかわす。
だがその背中に吹き飛んだ地面がぶつかり、装甲から火花が上がる。
ヨロヨロとダークキバが立ち上がってそのイクサを助けに行こうとする。
だがゆうに二十は離れている距離をアークは一瞬で詰め寄って、右腕を振りかぶってダークキバを押しつぶした。
そしてボコッ、と腕が地面から引き抜かれ、その手にはマントを掴まれて吊るされたダークキバがいた。
ダランと力が抜け、まるで死体のようである。
その体を振りかえってその動作で一気に投げ飛ばすアーク。
森の中をノーバウンドで一直線に飛んでいくダークキバの軌道上に、イクサが立つ。
その体を受け止め、しかしその衝撃を受け止めきれるはずもなく、二人が一緒に吹き飛ばされて森を抜ける。
その先にはいくつもの爆煙が上がっていた。
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地面が抉れ、炎が所々上がっている。
その場所がさっきデンライナーが止まっていた広場であると初見で分かる者はいないだろう。
「おいおいおいおい!!!なんてざまだい!!過去で何やってきたんだよ!!!どんだけいたんだ!?」
「二週間ぐらいだ」
「だったらもう三年はいた方がよかったんじゃないのか!?(ドゴォ!!!)」
「奴」の砲撃が蒔風に迫る。
それを蹴りあげて軌道を逸らして、その間にキバが「奴」に迫る。
「ウェイク、アップ!!!」
キバット三世にウェイクアップフエッスルを吹かせてキバの右足の鎖、カテナが解き放たれ、赤い翼が現れる。
周囲が夜のように暗くなり、キバの必殺技「ダークネスムーンブレイク」が放たれた。
ドゴォ!!!
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