暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
キバ 〜カルテット♪キバっていくぜ!〜
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手を打たせてもらったぁ!!」

「あ〜〜〜〜、くっそ!!!最初からキャッスル潰せばよかった!!!」

「もう遅い。いくぞ!!!」


「ガブッ!!」

「ガブリ!」

渡と太牙の手にキバット三世と二世がそれぞれ噛みつき、魔皇力を流し込む。


《レ・デ・ィー》


名護がイクサナックルを手のひらに押し当てて機動させる。


「「「変身!!!」」」


《フィ・ス・ト・オ・ン》


そして各人がベルトにそれらを装着し、キバ、ダークキバ、イクサに変身する。




「ふん・・・・・雑魚は任せる」






ゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!



アークが咆哮をあげて一歩を踏み出して来、二歩目の瞬間にはすでにダークキバとイクサを腕にかっさらって森の中に消えて行っていた。



「兄さん、名護さん!!!」

「あっちは任せよう・・・・それよりもこっちに集中しないと・・・・・死ぬぞ」



「奴」が魔導八天を抜き放ってズルズルと引きずりながら近づいてくる。
それに対して身構える二人。


そしてその距離がある程度まで近づいて


「せやッ!!」
「ハァ!!」
「ドウッ!!!」



バゴァ!!!!



ぶつかり合う。



とんでもない衝撃と共に、二人が吹き飛び、「奴」が追撃する。
例え万全でも、この戦いは危ういのだ。





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ゴオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・・



アークが低いうなり声をあげて森の中を破壊しながら歩いていく。
額の・・・と言うよりは頭部にある宝石からビームを放って辺りの木々をなぎ倒し、イクサとダークキバを探しているようだ。
その二人と言えば・・・・


「はぁ・・はぁ・・・」

「大丈夫か?太牙・・・・っ・・・・・・」



大きな木に隠れ、背中越しにアークが通り過ぎるのを確認してやり過ごす。
イクサの装甲にはすでにひびが入り、ダークキバのマントは穴があいて、所々千切れてもいた。


周りの木々もなぎ倒され、その範囲も徐々に広がっていっている。
このままではまずいのは明白だ。


これまでの数分間、アークとは交戦したが一歩歩くごとの衝撃ですら攻撃になっているアークはもはやどうしようもなかった。
あの巨体は本来の物よりも大きい。そんなアークを相手取るにはどうあっても二人のサイズでは撤退しながら攻撃し、隙を見つけるしかない。

だがその歩行すらも攻撃になっては、撤退し
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