第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
キバ 〜コルテージュ?二十二年〜
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
最初に言ってしまうと紅渡は仮面ライダーキバである。
ファンガイアのキングである太牙とは異父兄弟らしい。
そして名護敬介はファンガイアと戦うために組織された「素晴らしき青空の会」所属の戦士で、独自開発された対ファンガイア用パワードスーツを装着した、仮面ライダーイクサに変身する男だ。
少し前まではキングの立場である太牙と同じくキング継承権を持ちながら人間のために戦った渡は敵対関係にあったが、最終的には和解し、今ではファンガイアと人類は共存に向かっている。
太牙は現在ライフエナジーに変わる新たなエネルギーを開発中で、蒔風がこの短時間で脱走まで出来たのもこのエネルギーによる回復の恩恵だ。
開発途中の試作品だったらしいが、結果を見るにどうやらうまくいっているらしい。
「あのエネルギーはすごかったな。力に満ちてきたもん」
「ふむ、ひとまずは成功かな?」
「だけど人間には麻薬にしかならない。もう少し改良が必要だ」
「それは今後の課題だな。それと、その「奴」が・・・・キバ、渡を殺しに来るのはいつ頃か?」
「今回、「奴」は早くここに来たらしい。前の世界で意識と一緒にブッ飛ばさなかったのが仇になった・・・・だから世界もすぐにオレを前の世界から送り出したんだけどな」
蒔風が悔しそうな顔をして、残り時間を言った。
「正直に言おう。へたすりゃ今日だ」
「「「!!!???」」」
太牙と蒔風が話し込んでいる横では渡と名護が最近の治安について話し合っていたが、その言葉に同じく驚愕する。
「それは・・・・時間がなさすぎる!!」
「しかもそれは「奴」のノリ次第では早まるかもしれない」
「とんでもない話になったな。しかもそれだけ強大な敵ならば、我々は万全を期さなければならない」
「今のままじゃ・・・・「奴」には勝てても大苦戦するな・・・オレの怪我は多分治りきらないし、これ以上擬似ライフエナジーは使えないだろ?」
「確かに・・・・・これ以上の投与は危険が伴うな」
「絶対に負けられない以上、そこまでのリスクは懸けられない」
「だったらどうする?もう一日切ってるんだろう?なにができるというんだ・・・・この際、イクササイズの強化特訓を「「それはやめろ」」だがしかし「「黙りなさい」」イクササイズは「「静まりなさい!」」・・・・・・」
「イクササイズってなに?」
「思い出させないで」
「オレは話に聞いただけだが、やりたくないな」
「とにかく、時間がないことは確かだ」
「時間がなぁ〜〜〜」
そのまま四人が考え込んでしまう。
そしてどうしようかと考えて、名護がポン、と手を叩いてなにかを思い付いていた。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ