第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
キバ 〜コルテージュ?二十二年〜
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「無駄に喋らんだけだ」
ガシャン・・・・・
重々しい扉が開かれ。
ギィィィィィ・・・・・バタン!!!!
それがビッタリと閉じられる。
こうして、蒔風達は向かった。そして戻ってくるのはすぐだろう。
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「う〜〜〜ん・・・・いい日和♪さてさてここは・・・・・」
蒔風がこの世界にくる何日か前。
男が街中を歩く。
そしてある公園の中に風呂敷を広げて、座り込んだ。
足を組み、目を閉じて、座禅のような体制になって世界と接続する。
「・・・・・・・仮面ライダーキバ・・・・・"no Name""フォルス""ライクル""輝志""LOND"・・・・・その区分を我に開け放ち、その姿を現せ」
座禅を組む男を中心にその世界の紋章が現れる。
今回はキバの紋章で、そこから上に向かって何らかの文字列がホログラム浮き上がってきた。
そしてそれは次々と出てきて、ススキのように男を取り囲んでいく。
ピッ、ピピ・・・・・・シュパァン!!!!
空気を斬るような音がして、男の周囲に紙が落ちてくる。
その紙にはさっきまで浮かび上がった文字列が写されていた。
だがその順番はランダムだし、見ただけでは狂人の落書きにしか見えないような文章だ。
そしてその紙を見て、ニシシと笑う男。
「さ、解くぞーーーー。世界のパズルを解き明かしていこうかな」
取り出したるは「みかん」と書かれた段ボール。
そしてシャープペンシルに消しゴム、定規などの文房具。
準備は整ったさあ始めよう、と男が額にはちまき巻いて解読にとりかかった。
その姿はただの受験失敗した浪人生に見える。
「ふむふむ・・・・だぁ〜〜〜っと?ここが?ちがうなぁ、こっちか?どこの紙にあるんだよ!!」
ガサガサと何十何枚もある紙を何度も何度も見直しては戻ってやり直し、進んでは確認してを繰り返す男―――「奴」
毎回これだけの苦労をして望んでいるのだ。
その執念は計り知れない物があった。
「絶対に食う・・・そして取り戻すんだ・・・・・・・・・・あぁっ!!風っ!!待って〜〜〜その紙持ってかないで〜〜〜!!キャアアァァァアアアアア!!!」
公園内でワタワタし始める「奴」
その十分後、結局は結界内にテントを張ってその中で計算を始めた。
この世界を食らうために。
彼にも願いはある。それをただ問答無用に慈悲も無く打ち砕けるのは、同一
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