第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
キバ 〜コン・ズランチョ?出逢い〜
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では」
そののちに渡の携帯にも連絡を入れ、戻るように促す。
渡は納得しなかったが、理由―――メモ紙に書かれた行先を話したらあっさり了承した。
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「む、むごーーーーー!!!むふごごごごご!!!!!ふ・ぬ・へ!!!!ふごーーーーー!!!!」
二十分後
包帯でぐるぐる巻きにされ、病室に叩きこまれた蒔風がベットの上で唸っていた。
無論、顔までグルグル巻きだ。ミイラである。巻いかぜである。
「まったく・・・・嶋さんに言われてきてみればカフェ・マル・ダムールで人は倒れるわ、それを運ぶわで・・・・彼はいったい何者だ?説明しなさい」
軽い命令口調がデフォであるこの男は名護啓介。
人間に敵対するファンガイアと戦った戦士のバウンティハンターだ。
「それはまだわからないんです」
「だからあなたに連れてきてもらった。これから話を聞くところなんですよ」
「そういう事なら任せなさい。私の交渉術があれば、なにも隠し事はできない」
そう言って蒔風の頭を包帯から解放する名護。
蒔風はいったん暴れるのをやめ、言った。
「もう逃げないから放して?」
「嘘をつくのは止めなさい。丸見えだぞ」
「チッ!!」
本気で舌打ちした。こいつ完全に拗ねている。
舌打ちした時の顔はとてもじゃないが主人公の物とは思えないものだった。
「では・・・君の名前、職業、その怪我の事、尊敬する人の事、今まで何をやっていたかを答えなさい。そうすれば君に素晴らしい物を上げよう。そして私に着いてきなさい」
「名護さん・・・・」
「今日日そんな「素晴らしい物」なんて簡単な手に子どもだって・・・・・」
「素晴らしいモノか」
「「食い付いた!?」」
「ああ、そうだ。だから答えなさい。君の事を、教えなさい。そして私を尊敬しなさい」
「何をくれるの?」
「そうだな・・・・ではこの・・(ゴゾゴゾ)・・753Tシャツをあげよう。そして私を称えなさい」
「まさかそんなんで「名前は蒔風舜」ぇぇぇぇえええええ!?」
「職業は・・・なんだろうな。世界を守ってます・・・かな?尊敬する人は自分にできない事が出来る人。あと・・・今までの事と怪我の事はだな・・・・」
蒔風が説明を始めた。
それは世界の事と「奴」の事。
おそらくこのタイミングで集まるということは、きっと彼らは最主要、もしくは主要であるという蒔風の考えだった。
「なるほど・・・突拍
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