第3話 友達と合流2
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「楽しみ〜」
「何がよ」
「え?この学校名が面白かったから、受ける授業も面白いのかなって思って」
「どこも、楽しくないよ」
「へ?」
ウチは疑問に思った。
「じゃあ、あの小学校名は関係あるの?」
「ある」
「だったら、面白いでいいじゃない」
すると、真衣がゆっくりと話し始めた。
「この学校の名前は、昔生徒が勝手につけた名前で、その時から先生の印象が変わって。生徒に対しての言葉をちゃんと使っていない先生もいるし、変な先生もいるし、まるで世界一のビッケ小学校みたい」
「不良がつけた名前?」
「知らないけど、悪い人じゃない?」
「ちょっと怖くなってきたかも」
「真衣だって、毎日毎日学校行きたくないって、言ってるよ」
この言葉で、ウチはピーンときた。
生徒は不良だったってことになっている。だから、この小学校は一番頭の悪い学校だと、真衣は思っているんだな。
こんなこと話していたら、すぐにウチのクラスの寸前まで来た。
「期待しないでね」
そして恐る恐るドアを開けた。
「何!?このゴミの量!?」
ウチは驚いて、真衣に話しかけた。
「比呂いるの?」
「いるよ」
「じゃあ蓮いるの?」
「いるよ」
「いたああああああああああああっ!!」
「今日の日直はこのクラスで一番キモイやつかー」
そしたら比呂と蓮が振り向いた。そして、
「か、香奈美〜!?」
「かかかかかかかかかか、香奈美ーーーーーーーー!」
「そうだけど、なにか」
「この学校、やばいよ」
「そうらしいけど」
そして朝の会が終わり、先生が話し始めた。
「え、あの、今日転入生が来ます。いや、来ました。ん?あれ?」
先生の話はなかなか終わらない。そして1分が経過したときにウチを紹介した。
「転入生の、窓侘香奈美さんでーす。どうぞ」
「ま、窓侘香奈美です。よろしくお願いします」
「今日からお友達が1人増えたので、楽しく遊んでやって下さい。ちなみに香奈美さん」
「は、はい」
「好きな遊びは何ですか?」
「え?あの、不良の人以外で遊ぶなら、なんでもいいです」
「じゃあ、なんでもいいですか」
「は、はい。一応・・・」
「では皆さん、拍手をしてやって下さい」
パチパチパチパチパチパチ・・・・・・・・。
「席は、蓮くんの隣ですよ」
「あ、はい」
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