第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#39
星魔の絶戦 千変VS星の白金Z〜Desolation Crisis “Mammon” “Leviathan”〜
[7/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、関節ごと右回転! 右腕を、肘の関節ごと左回転!
勝機盤石なる雷獣の双眸にも、スタンドの拳が巨大に映るほどの回転圧力。
砂!!
その二つの拳の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間は、
まさに歯車的砂嵐の小宇宙!!
【神 砂 嵐ッッッッッッ!!!!!!】
獄界の双號に臆するどころか逆に向かってきた無頼の貴公子。
その背後に、スタンド以外に、雷獣は 『風の闘神』
夥しい猛者、勇者を悉く屠ってきた、 『地上最強の男』 の姿を垣間視た。
グバウ゛ッッッッッッッッ!!!!!!!!
大獄、神域、超相剋!
紅世最強宝具 『神鉄如意』 VS 風の流法【神砂嵐】
共に太古よりこの世界を震撼させてきた極絶能力では在るが、
その二つがブツかり合ったのはコレが初めて。
空間が捻じ裂けその “向こう側” が数多剥き出しになり、
時空の割れ目に狭間に棲まう超存在が次々と叢がってくる。
現世と紅世の最強技、禁断の接触がもたらすエネルギーの累乗爆裂高密度は、
小規模ながら宇宙創造の開 闢にも匹敵。
最早物体が存在出来る次元に在らず、
この歪みに巻き込まれたモノは微塵も “残さず”
ただ量子分解されるのみ。
唯一その崩壊から逃れられるのは、
極技を刳り出し真っ向から恐懼を拮抗させる二人の男。
スピードの理を活かし先に、巨星の迎 撃で神嵐を発動させた承太郎、
対してソレを真正面から神鉄で受け止め寡少もたじろがぬシュドナイ。
発生した真空で赤熱は掻き消えたが、
小宇宙的砂嵐でも装甲は砕けなかったが、
二つの総合力は完全に釣り合い破局の均衡を保ち
裡に鏖滅の種核を孕んだまま共に鬩ぎ合う。
「ぐ……ううぅ……おおおおおおぉぉぉぉぉ……ッッ!!」
「ぬぅ……ぐぐ……うおおおおおぉぉぉぉぉ……ッッ!!」
パワーとスピード、互いが相手を凌駕するその特性故に、
號慾と神嵐は共に “極め” の段階に至れなかった。
流法は真空を揮り切れない、大業は衝撃を討ち抜けない、
故に行き場を失った超威力が相剋点で凝縮し波動と成って燻りながら解放を待つ。
そしてソノ瞬間こそが決着の時。
位相に滞った全エネルギーが、歪み混ざった相乗力を含め、
膠着打破の勢いを伴って一方へと情け容赦なく負っ被される。
正にこの世の摂理、光の裏に闇が在り、美しさの陰には酷さが在る、
プラスとマイナスは常に均衡しており勝者の下に敗者は蹲 る。
それはこの二人の気高き男といえど例外ではない、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ