第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#39
星魔の絶戦 千変VS星の白金Z〜Desolation Crisis “Mammon” “Leviathan”〜
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園壊滅の前兆が如き危局だと云うコトは
敢えて論じる迄もあるまい。
「……」
対する承太郎、戦闘神経は変わらず研ぎ澄ませているが、
本人でも気づかないほどのごく僅かな、落胆にも似た精神の弛緩がある。
相手がシュドナイなので剛力に感けた
莫迦な戦形は仕掛けてこないだろうがしかし、
どんな威力の有る攻撃でも命中たらなければ意味がない。
自分の能力は至近距離で射出された弾丸すら掴み取る
近距離パワー型スタンド、『星 の 白 金』
おそらく今はM61ヴァルカン(約4000〜6000/min)
電磁誘導砲の弾すら跳ね返せる。
故にシュドナイの超重拳撃は飛燕に対する投石、
棒立ちしているのでもない限り100年経っても当たらない。
――しかし、それが大いなる錯覚で在ったコトを。
浮遊するように地を蹴る雷獣、速度はさほど悪くない(B前後)
――この後、空条 承太郎は。
撃ち堕とされる極大手甲、しかし目標は数メートル先の路 面。
――思い知らされるコトになるッ!
ズ゛……!!!!!!!!!!!!
(――ッ!)
(フ……)
――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――
――――――ッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!
な、に――ッ!?
声は爆風に吹き飛ばされた。
音は爆圧に殺ぎ飛ばされた。
神鉄の “號 拳” その爆心源、極点直下地殻を抉り岩盤を砕き
その先のマグマまで劈く超絶双絶極限凌駕の大破壊圏。
減退したスピードに合わせるカウンター、
手甲の重量を逆手に取る低空タックル、
理によって紡がれた承太郎の術は完全なる悪手となった。
目標諸共巻き込んで噴出する大地と岩礫、否、
そもそもこの大業に 「標的」 など存在しない。
業を揮った周囲、敵も味方も関係なく悉く燼滅し尽くすのが “號 慾” の本質。
技を超えた純粋な強さ、ソレが力 、突き出す拳の風圧さえ壮絶の武器と成る。
ソレを究極まで特化したのが【神鉄如意・號慾ノ獄】
直撃の必要はない、減退したスピードなど関係ない、
着撃した瞬間発生する超重の 『衝撃波』 が、
滅砕した残骸を砲弾に一切を破壊せしめる。
「ぐ、う――ッ!?」
累乗爆圧衝波の大怒濤に上空へと吹き飛ばされた承太郎は、
そこで初めて声を発する事を許された。
しかし爆心源を大きく離れてなお鬩ぎ合う大獄の號圧に
スタープラチナのガードが弾き
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