暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic20-B幕間〜Great Healer〜
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「セットアップ」して、病衣から騎士甲冑へ変身。さらに柄に収められた魔石に魔力を流し込んで・・・

「エイルは4人分か。フェイト。重傷者で4人、教えてくれ」

僅かに回復した魔力で、大怪我を負って完治まで時間の掛かる隊員を治すみたい。フェイトは「ありがとう」お礼を言った後、アリサとザフィーラとヴァイスの3人の名前を挙げた。その他のみんなはエイルじゃなくてラファエルや、ここ医院の治癒魔導師の魔法で十分だって。

「判った。じゃあその3人の病室へ案内してくれ」

「うん、お願い」

そういうことでアイリ達は、集中治療室棟から一般病棟へ移動。まずは一番近いザフィーラとヴァイスの病室から。フェイトがドアをノックすると「はい、どうぞ」ヴァイスから返答があったことで、「失礼するね」アイリ達は入室。

「フェイトさん、アイリ先生、それにセインテス・・・ん?」

ヴァイスがマイスターを見て、目を擦ったり瞬きしたりする。そして「小っさ!? えっ、なんで!?」混乱した。マイスターは「気にするな。ほら、じっとしていろ」若干不機嫌になりつつもベッドに歩み寄ってく。

「ザフィーラが一番ダメージが大きそうだな」

「え、あ、あぁ。旦那が俺やアリサ姐さん、アリシアさんを庇ってくれたんすよ」

ザフィーラは頭や胴、両足にも包帯が巻かれてる。マイスターは指環モードに戻した“エヴェストルム”にそっと触れて、「よしっ」強く頷いた。

――女神の祝福(コード・エイル)――

マイスターが発動したエイルの光が、ザフィーラとヴァイスを包み込んだ。ヴァイスが若干「うお!? 折れたところがムズムズする!」変な動きをしたけど、ほんの1分くらいで・・・

「すげえ! 骨折だけじゃねぇ、他の傷も完治してやがる!」

ヴァイスと・・・

「・・・む? ここは・・・?」

意識不明だったザフィーラのダメージを全て治した。驚くヴァイスに「俺のエイルに不可能はない」マイスターは自慢げに胸を張った。死亡以外ならどんな怪我や病気も治せるのがエイルだしね。こんな魔術を創り出したマイスターはホントにすごいよね。

「次だ、フェイト」

「あ、うん! ヴァイス陸曹、ザフィーラ。退院手続きはこちらで済ませるから、帰る準備はしておいてね!」

「うっす!」「ああ」

次に目指すのはアリサの居る病室で、「失礼するね」さっきと同じ要領で入室しようとしてたところに、アリサが「そういやあたし、トイレここでやんないといけないんだっけ!? マジかー!」絶望に叫んでた。そしてアリシアが「おしっこ? 尿瓶、借りて来ようか?」少しばかりウキウキしてる感じで訊いた。なんか変態っぽい。

「コホン。失礼するぞ、アリサ、アリシア」

「うえ、ルシル!? まさか今の聞い
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