第17話:黒崎レオン
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
」
そんなことを知らず、中高生位の少年の叫びに中学生位の少年は怯んでしまった。
同時に、彼のバトルゾーン、マナゾーンがすべてなくなり、シールドも気がついたら、なくなっていた。
「《デスマーチ》でダイレクトアタックっ!」
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
「なっ!?」
勝が到着した時には既にデュエルが終わっていた。
同時に中高生位の少年の後ろに悪魔≠フような姿をした巨大なクリーチャーが実体化していた。
だが、それも一瞬で消え、中高生位の少年は自分に敗北した中学生位の少年に近づいた。
「約束だ。貴様のレアカード、頂く!」
中高生位の少年はそう言い、先程のデュエルで中学生位の少年が使っていた《スーパー大番長「四つ牙」》を手にしようとした。
「っ、待ってくれ!そいつはオレの大事なカードなんだ!」
それを見た中学生位の少年は最後の力を振り絞り、中高生位の少年の手を手で止め、彼にそう叫んだ。
「フンッ!」
「…っ!?」
だが、中高生位の少年は中学生位の少年の手を振り払い、右足で彼の体を蹴った。
「言った筈だ。己の無力さを知れ、と」
少年はそう言い、彼の《スーパー大番長「四つ牙」》を持って、どこかに立ち去ろうとした。
「待て!」
「ん?」
だが、今の今まで彼らの様子を見ていた勝は中高生位の少年に待ったを掛ける。それを聞いた少年は自分に待ったを掛けた勝の方に振り向いた。
「っ、お前は…!?」
その時、勝を見た瞬間、彼は驚いてしまった。
「久しぶりだね、ミスターK。いや……―――黒崎レオン!」
何故なら、彼は黒崎レオンだからだ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ