少女は御使いに出掛けたのですが
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男子高校生、職業【美少女】7
4月28日、「 game in the realworld onrain」のオープンまで3日となったこの日、僕はじいちゃんに頼み、というかおつかいを頼まれて街の中心部まで来てしまっていた。
ここら辺は孝助や、正太郎がよく徘徊しているエリアなので、注意しながら歩かないといけない。
まぁ容姿が変わっているから築かれることはないと思うんだけど一応のため、フードまで被って歩いている。・・・・・・それと、今でも僕は男だと思ってるからさ、二人の僕を見る目が変わってしまいそうで恐いんだよね。例え僕だってわからなくてもね。
そうやって周りをキョロキョロと見回しながら歩くこと30分、ようやくおつかいを頼まれたものが売っているお店につくと、大量の人たちが我先にと商品を手にしようと争っている。人混みの間からその商品を見てみると、それはー
「 game in the realworld onrain・・・まだ売れ残りがあったんだ・・」
そう、現在世界を沸かせているVRMMO RPG 、 game in the realworld onrainだった。
誰もが最新技術のゲームをプレイしようと争っている。一部では商品を手にした人から殴って奪い取るひともいた。
(凄い熱気、ここにいるだけでクラクラしちゃいそう。はやく頼まれたものを買って帰ろう)
争いの熱気に当てられ、それだけで立ち眩みをしそうになる軟弱な体に鞭を入れ、人混みを避けるように店内に入る。
店内は入り口と売って変わってシーンとしていた。中には数人の子供が漫画の立ち読みや、商品の値段を確認しながら財布の中身を見てため息をはいているくらいだった。
その中で、手早く頼まれたものを見つけた僕はほっと一息をついてレジに向かった
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
頼まれたものを買った僕はゆっくりと帰り道を歩いている。春の暖かい気候が僕に眠気を送ってくる。
「ふあーーーーぁあ、はやく帰って寝よ」
欠伸をしながら来た道を引き返していると、道端で泣いている子供がいた。
年は4,5歳だろうか、半袖ながズボンという少しちぐはぐな服装の男の子は親とはぐれたのか、人混みの中で、わんわんと泣いていた。
「えっと、・・・どうしたの?大丈夫?」
とりあえず泣いている子供にたいする基本文を言う。
「おかぁさんが、・・・いなく・・・なっちゃった」
「ええと、どんな感じ?お母さんって」
「ええええええええええええええん」
「どうしよう・・・」
泣き出して会話ができなくなってしまう男の子、僕も、どうしたらいいのか解らなくてオロオロしてしまう。そんななか、僕に少しぶっきらぼうな声が降ってきた。
「おいあん
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