第百二十一話
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いたアルバムのような場所だった。まさしく、スリーピング・ナイツがこのアスカ・エンパイアで冒険してきたことを全て記した――記録室とも言うべき場所。
クロービスがスリーピング・ナイツのみんなに遺した、テッチが言うには自分が生きていた証。
「……おい」
「ああ……」
キリトに肩を叩かれ、小さく頷きながら俺たちはその草原から気づかれないように出て行った。スリーピング・ナイツの顔を見ないようにしながら、顔を伏せて。
「今は……邪魔しちゃいけないよな」
あの場にいられるのが許されるのは、スリーピング・ナイツのメンバーだけだ。そんなことは言葉を交わさずとも理解して、大広間に出た俺たちは一息をつく。
「ああ。落ち着いてから見せてもらうか」
「だから――」
そしてメンバー全員が自身を封印する楽器を手に入れたことで、それを破壊せんと俺たちに迫っていた大蛇に――二人揃っての一撃が放たれた。
『――空気読めよッ!』
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