暁 〜小説投稿サイト〜
終わらないジングルベルを 〜ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー企画〜
未完成なオレンジクリスマス
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───千歌」
「ん〜?なに〜?
「好きだ、付き合ってくれないか」
「───え?」
今、彼は何と言ったのだろう?すき?つきあってほしい?
「14年前、お前と、千歌と会った時から好きだ─
「待ってよ、待ってなんでわたしなんかを?」
「千歌の、優しくて明るくてかわいいところがずっと好きだったんだ」
やめて
「引っ越したばかりで、人見知りが激しい俺はずっと海を見てるだけでさ、そんな俺に最初に声をかけてくれたのが千歌だったんだよな」
そんな真っ直ぐな目で見ないで
「そのときから─
「やめてよ!!!」
彼が驚いた表情で固まってるけど知ったことじゃない
「もっと魅力的なひとはいっぱいいるじゃん!曜ちゃんや果南ちゃんだってダイヤさんや鞠莉さん、梨子ちゃんだって」
私なんかが
「千歌」
「善子ちゃんだって花丸ちゃんだってルビィちゃんだって─
「千歌!」
「俺はお前を好きになったんだよ!」
「なんで!なんで私なんか!!!」グスッ
なんで涙が出るの!なんで止まらないの・・・
「お前がなんと言おうと、お前が好きなんだよ!」
「うう・・・うわああああああああああん」ポロポロ
☆☆☆
「・・・落ち着いたか?」
「・・・うん」グスッ
「ほら、ティッシュ使えよ・・・」
「・・・本当に、私なんかでいいの?」
「たく、まだそんなこと言ってんのか?私なんかって言ってるが、千歌だからいいんだよ」
「・・・ありがと///」
「で?返事は?」
「え?」
「いや、千歌が断るか受けてくれるかの返事」
「そんなの決まってるよ!もちろん─」
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