ガンダムW
1553話
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ろう。
あっちはまさにレーザー級の研究が生死を分けると言っても過言ではなかったらしいし。
それに比べると、こっちはついでに研究……といった程度なので、どうしてもマブラヴ世界に比べると必死さが違う。
まぁ、マブラヴ世界では自分達でレーザー兵器を実用化する事は出来なかったが。
「構わない」
罪に問われる可能性がある。
そう言われてもあっさりと引き受ける事が出来るのは、やっぱりホワイトスターという場所が存在しているからだろう。
今のままではホワイトスターに戻る事は出来ないが、それでもニーズヘッグを始めとする俺の専用機を使えばW世界そのものを敵に回してもどうとでも出来るという自信があるのも関係している。
勿論そんな風にならないというのが一番いいんだが。
「では、この際だ。他にも何か進言しておく事はあるか?」
「は? ……まぁ、勿論あるけど……」
ノベンタの口から出て来た言葉に一瞬驚く。
セプテムは苦々しい表情を浮かべているし、ベンティの方も戸惑ったような表情を浮かべている。
まさか、ノベンタの口からそんな言葉が出るとは思っていなかったのだろう。
いや、正直俺もノベンタのその言葉には驚いている。
俺が思っている以上にこっちを買ってくれていた……という事なのだろう、多分。
だが、当然ノベンタがここまで俺を買っているというのを面白くないと思う者はいる訳で……
「ノベンタ元帥! アクセルはノベンタ元帥直属の傭兵団ではありますが、それでもあくまでも外様です! あまり頼るのは……」
セプテムの言葉と態度は理解出来る。
実際、ノベンタがこれだけこっちを買っているというのは、予想外だったしな。
連合軍のトップが、部下……それも正式な連合軍の人間ではなく、あくまでも外様の傭兵。
それも、OZから盗み出した――表向きはマーケットで買った事になっているが――トールギスを使っているような俺に頼るというのは、連合軍として色々と不味い状況なのは事実なのだろう。
「だが、アクセルの意見は為になるだろう?」
「それは……」
セプテムが言葉に詰まる。
まぁ、俺が連合軍に雇われてから今までやって来た事を考えれば、セプテムも強く言えないのは分かる。
エアリーズの部隊を鍛え直し、OZの部隊を相手に圧勝するだけの練度に引き上げる。
OZの新型MSのトーラスを連合軍に譲渡させるように進言する。
OZが手こずり、連合軍の兵士では手も足も出ないガンダムを、単機で撃退する。
OZの基地に忍び込み、MS数機分は建造可能な資材の横領の証拠を見つけてくる。
ざっと考えたところで、これだけの手柄を立てているのだ。
特に、ガンダムを単機で撃退したというのは手柄としては大きい。
…
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