五月雨の現在・その2
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っていないんだな、と思わず苦笑いが零れた。
変わらない物。…そう、俺の胸にも変わらず突き刺さった物がある。その真偽を確かめる絶好の機会は、今しかない。
「なぁ、五月雨。聞きたいことがあるんだが……。」
「あ、じゃあお話しながらで良いので『あの日』と同じメニュー、作って頂けませんか?」
『あの日』とは、五月雨がこの鎮守府で艦娘として味わった最後の晩餐と同じメニューの事だろう。
「よしきた、少し手間が掛かるからな。手は止めんから話ながらと行こう。」
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