プロローグ3 絶望に染まる艦娘
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ならまだ間に合う。だから戻ってこい」
「……長門さん、すみませんがその命令に従うことはできません。もう榛名も夕立ちゃんも限界なんです。これ以上あの場所にいるのは耐えれません」
「………そうか」
長門はそれだけつぶやくと、そっと目を閉じる。そして次に目を開いたとき、長門は深海棲艦を見る時と同じ鋭い目で榛名と夕立を見てきた。
「………これより、脱走兵を粛清する」
長門がそう言って、主砲を榛名と夕立に向ける。それと同時に、他の艦娘達も榛名と夕立にそれぞれ主砲を向けてきた。
「全主砲、斉射。……ってー!」
長門の声とともに、艦娘達が一斉に主砲を放ってくる。榛名ならギリギリ耐えきることができるかもしれないが、夕立は直撃してしまったら間違いなく轟沈してしまう。
榛名は夕立に命中しないように覆いかぶさるように抱く。その直後ーーーー
ーーーードガァァァァァァン!!ーーーー
凄まじい爆発が起き、榛名と夕立はそれに飲み込まれる。爆発による衝撃が榛名と夕立を襲い、全身に激痛が走る。そしてすぐに榛名と夕立は冷たい海の中へと沈んでいった。
(……ごめんなさい…皆さん………)
水底に沈んでいく中、榛名は自分が殺してしまった人達へ謝ると、榛名の意識は深い闇へと落ちていってしまったのだった。
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