第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真剣で私に恋しなさい 〜そして決闘、まずは三人(+1)〜
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変身!!」
蒔風が仮面ライダーナイトに変身し、その姿にクリスが目を見開いた。
「なんだそれは!?」
「他の世界の力だ。この世界じゃ知らないか?これをもって、異世界の証明とさせてもらおう!!」
蒔風がクリスに切り掛かり、それをクリスがかわし、突きを放って来る。
もちろん蒔風はそれを避けるが、至近距離だったからか少しギリギリだ。
「うにゃっ!?あっぶな!レイピア怖ーーー」
「ちぃ、まだまだ!」
「めんどいけど、正々堂々と行くか。分身とかしたら卑怯だとかいいそうだし。ハッ!!」
蒔風がクリスの突きを丁寧に弾いていく。
クリスの攻撃は決して甘くない。むしろ素晴らしいものだ。
だが、相手が悪すぎる。
蒔風はダークバイザーだけでなく、肘や膝でレイピアの側面、背面を押さえて防いでいるのだ。
つまり攻撃がレイピア一本に対し、蒔風は最低でも腕足剣三本の手段がある。
これはどうしようもない。
「素晴らしく速くて鋭い突きだ。ま、いかんせん相手が悪かったな」
ギャァン!!
蒔風がダークバイザーを振り上げる。
するとレイピアの長さが半分になり、無くなった半分が離れた場所にトスッ、と軽い音を立てて落ちた。
「・・・・・どうする?」
「負け・・・・だ」
「勝者、蒔風!」
「さあ、つぎつぎ!!」
蒔風が変身を解き、もとに戻ると、次には一子が立ち上がった。
「あなた、面白いわね!クリの仇、取らせてもらうわ!!」
「オッケー。薙刀ね。元気っ子は好きだぜ!変身!!」
さらに蒔風が変身する。
仮面ライダーアギトストームフォームに直接変身し、両端に刃のついたなぎなた上の武器・ストームハルバードを伸ばして一子とぶつかり合う。
「う、おりゃあ!!」
ドッフン!!
一子が力の限り薙刀を振り下ろし、それが逸れて地面に大きな穴を穿つ。
蒔風がその薙刀を踏み台に飛びあがり、お返しとばかりに縦にストームハルバードを振り下ろす。
だが一子は転がってそれをよけ、蒔風の足元を薙ぎ払いにかかった。
ガキィ!!!
しかし、ハルバードがそれを押し止め、ぐるりと回して一子の薙刀を打ち上げる。
そして無防備になったその体を、ハルバードからの突風で吹き飛ばし、カタをつける。
そして変身を解いて、蒔風が叫んだ。
「はいはい!!!次だよ早く!!!」
ドシュ!!!パシッ!!
蒔風が飛んできたそれを掴む。
それは矢だった。
先端は潰されているものの、当たればかなり痛いだろう。
「おぉ?・・・・椎名か・・・・」
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