第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真剣で私に恋しなさい 〜いきなり宣戦布告!?〜
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
類だ」
「いいのかよ!?」
「ジジイが見せてきたんだ。かまやしないさ」
さっきから百代がジジイジジイ言っているのは百代の祖父で川神学園の学長でもある、川神鉄心の事だ。
それなら蒔風の書類を持っていても不思議ではない。
それを見た大和や他のメンバーが、また不思議そうな顔をする。
「ねえこれ・・・・・」
「名前、年齢・・・・・だけ?」
「確かなことが一つもかいてないではないか!!」
「どういうことなんでしょうか・・・・・」
そう、そこには大したことは書いてなかった。
名前と年齢だけ。
だけど確かに学長の印は押されている。
こんな書類、本来なら通らないが・・・・・
「まあそれはいい。見てみろ、この補足欄」
「補足欄?何があるんだ・・・・・って、え?」
「お?」
「ああ・・・・・」
百代が指差すそこには、小さく「世界最強」と書かれていた。
「これを見て黙っていられる私ではないだろう?」
「にしても姉さん、朝から突撃はやり過ぎだ。あと、この書類、貸してもらえるか?」
「お?どうした?」
「調べてみる。何かわかるかもしれない」
「弟はマメだなぁ・・・・だが、私はそんな弟のために動いてやったぞ」
「は?」
ギィ・・・・・
その言葉に合わせたかのように屋上の扉が開く。
「呼び出されてきてみれば・・・おいおい・・・書類にこんなん書いたの誰だよ」
「!?」
そこにいたのは蒔風だ。
あちゃ〜、みたいな顔をしてその書類をパッ、と取り上げる。
世界のお膳立てかよ・・・とかなんとかぶつぶつ言いながら、書類を丸めてポイする蒔風。
「あ、あんたいつの間に来た!?」
そんな蒔風に驚いた勢いで聞く大和。
彼だけではない。
むしろ、ぶつぶつと怪しげな単語をいくつも並べる蒔風に、皆が訝しげな目をする。
「ん?いやだなぁ!!そんな変な目で見るなよ!!ほら、全部教えてやるから!!な?」
「へ?全部?」
「そ、オレがここに来た理由。その書類。そして世界最強。教えてやるから、まあ聞きなさい」
〜〜〜〜説明!!説明!!〜〜〜〜
「―――てなわけでしてね」
「お前頭おかしいんじゃねぇの?」
「おい・・・・傷つくぞ?」
「んな話はいそうですかと聞けるかってんだよバカ!!」
「バ・・・・かなり響いた・・・もう立ち直れない・・・・」
「よわっ!?」
「そんな話はどうでもいい!!決闘、受けるのか!?」
「・・・・・条件がある」
蒔風が指を立てて百代
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ