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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第64話 鬼ごっこ
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、大丈夫なの?」
「人間道かよ。もう俺が見つけた」
「うわぁ!さすが修羅道なの......じゃなくて、今の状況は?」
「心配要らねえから、さっさと要件を済ませ......?」
人間道がややおっとりした口調で話しをしているが時折口をモグモグさせているのに修羅道が気付く。

「人間道......お前......何してたんだ?」
「えっとね〜......コンビニで情報収集しようとしたわけなの......だけど、そしたら『肉まん』が食べて欲しそうに見てたから」
幸せそうにパーカーにある大きのポケットから袋に入っている食べ掛けの肉まんを出して勢い良く食べ始める人間道。

ブチン!
修羅道のコメカミに血管が浮き出て、片腕を強引に伸ばすと人間道のフードを掴み上げて人間道を宙吊りにした。
「テンメェェー!!」
「あわわ〜、ごめんなさいごめんなさい!決してサボっていた訳じゃないの」
人間道の方が修羅道より背が低いので、バタバタと身体全体を使って軽くもがいていた。

「な、何なのこの二人?」
御坂が疑問符を浮かべると腕の中にいたフウエイが御坂の身体の隙間から顔を出した。
「あのね!フウエイと遊んでくれたんだよ」
ニコニコとしながら、修羅道を指差した。
「そ、そう......でも知らない人に付いて行っちゃダメだぞ」
フウエイの小さな鼻を御坂がピンと軽く突くとくすぐったそうにハニかんだ。

「んへへ〜」

御坂はその様子を見ると更に愛しさが止まらなくなり、フウエイを抱きしめた。

しかし、サソリは二人目の輪廻眼を持った存在を危惧して左眼の万華鏡写輪眼を開眼させるとスサノオを出現させた。

「わああああー!ちょっと待っふぇ?」
人間道が肉まんを流し込みながら、アタフタと手を動かして制止しようとするが。
「......」
問答無用な感じにサソリはスサノオの太刀を振り下ろした。宙吊りになっている人間道だが修羅道が紙一重で引き戻して、地面に向けてミサイルを発射すると固定していたサソリの砂を吹き飛ばした。
黒い煙を出しながら、修羅道は肩を鳴らしながら無造作に隣に人間道を落っことした。
「痛っ!?」

「改めて『赤砂のサソリ』だな?別に闘いに来た訳じゃねーから、スサノオを仕舞えよ」
「!?どこでそれを知った?」
サソリは警戒しながらもスサノオの発動をやめて、奇妙な二人組を睨み付けた。

「そりゃあ、第一位を倒したみてぇだからな。お前はちょっとした有名人だぞ」
「............」
「おい、人間道。あれを渡せ」
「分かったの」
人間道はパーカーの袖から封筒を取り出すとサソリに向けて方向を変えて丁寧に渡した。

「?」
「近い内にお祭りがありますから、これはその招待状なの」

怪訝そうな顔をし
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