日本のビールの底力!〜キリン編〜
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キリンラガーのウリはそのバランスの良さだ。裏を返せば何にでもピタリとはまってしまう。肉、魚、野菜。和、洋、中。なんなら、弁当のドリンク代わりに飲んでもマッチしてしまうから堪らない。
「アトミラール……出来ることなら魚介が食べたいのだが、出来るだろうか?」
今日の主賓であるグラーフからのリクエストだ。断る訳にはいかんだろう。……あ、そういや牡蠣で作っておいたアレがあったな。アレでいくか。
《濃厚!牡蠣のガーリックオイル漬け》
・生牡蠣(剥き身):300g
・オイスターソース:小さじ1/2
・塩、胡椒:適量
・オリーブオイル:大さじ2
・エクストラバージンオリーブオイル:200ml
・にんにく:1片
・黒粒胡椒:小さじ1
・ローリエ:1枚
・小ねぎ:1本
今回は作り置きしてあるから作り方をご紹介。まずは牡蠣の剥き身を流水でよく洗う。市販の剥き身でも汚れや殻の破片が残ってる事があるから念入りにな。洗い終わったら鍋に湯を沸かして牡蠣をサッと湯通しする。これをやる事で滑りと生臭さを取り除く。湯通ししたらよく水気を切って塩、胡椒で下味を付ける。
お次は牡蠣を炒めていくぞ。フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、下味を付けた牡蠣をここに入れる。加熱すると牡蠣が縮んで水分が出てくるので、焦がさないように水分を飛ばしていく。
ほぼ水分が出てこなくなったら、ここにオイスターソースを加えて更に炒める。ソースを加えた後でも水分が無くなるまで炒めて、その後皿などに広げて粗熱を取る。
粗熱を取った牡蠣を保存容器にいれ、エクストラバージンオリーブオイル、薄切りにしたにんにく、黒粒胡椒、ローリエを入れる。後は1晩漬け込んでやれば濃縮された牡蠣の旨味とにんにくの風味、そして胡椒のピリリとした辛味を楽しめるツマミの完成だ。食べる時には小ねぎと粒胡椒を散らして食べると美味いぞ。
「うん、これは……美味いな。」
オイル漬けの牡蠣を、指が汚れるのも気にせずに摘まみ上げ、チュルリ、チュルリと口に運んだらそこにラガー。牡蠣の濃厚な旨味に負けずに引き立てる。まさにキリンラガーの真骨頂だろう。……あぁ、もしもオイルが残ってしまったら、パスタや炒め物、サラダのドレッシングなんかに使うと良いぞ。牡蠣のエキスが染み出してるからオイル単体でも美味い。
さて、牡蠣を堪能して貰っている間に、俺のオススメを一品。中華の四川料理から……思い出すだけで涎が止まらなくなる、その名もよだれ鶏!安直なネーミングだが、素晴らしく美味いしビールに合うんだ、これが。
《本格!よだれ鶏》
・鶏むね肉:1枚
・もやし:1/2袋
・香菜:1/2束
・万能ねぎ:2本
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