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提督はBarにいる。
日本のビールの底力!〜アサヒ編〜
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グラーフはおっかなびっくり、一口かじって鼻を押さえている。

「は、鼻が痛い……!」

 ちょっとコミカルで可愛いと思った。……なんて考えないで、調理を進めよう。今回作るのは……チヂミだ。それも、小麦粉を使わずにモチモチの生地に仕上げていくぞ。

《モチモチ!じゃがいもチヂミ》※分量4人分

・ジャガイモ:300g

・豚小間切れ肉:100g

・長ネギ(青い部分も使う):1/2本

・白菜キムチ:100g

・片栗粉:大さじ1/2

・コチュジャン:お好みで

・塩:ひとつまみ

・ごま油:適量

(つけダレ)

・酢:大さじ1.5

・醤油:大さじ1

・砂糖:大さじ1/2

・白ごま:大さじ1

・おろしにんにく:少々

 まずは生地作り。本来のチヂミは小麦粉に米粉、卵、水を合わせて作るんだが、今回はジャガイモをすりおろして生地にするぞ。豚肉は1cm幅に刻み、ネギは3mm幅位の輪切りに。キムチも大きければ1cm幅に刻んでおく。

 すりおろしたジャガイモに塩と片栗粉、刻んだ材料を加えて混ぜる。この時、辛いのが良いならコチュジャンを適量。よく混ぜたら後は焼くだけ。

 フライパンにごま油を少々垂らして弱火〜中火で熱し、生地大さじ1強を1枚として広げて焼く。(大体直径8cm位が食べやすいぞ)しばらく弄らないでじっくりと焼き、裏面が香ばしく焼けたらひっくり返してもう片面も焼く。大体今回の分量で12枚くらい出来るぞ。全て焼けたら更に取り、つけダレを別皿に盛り付けて完成。

「ハイお待ち、『じゃがいもチヂミ』だ。熱いから気を付けろよ。」

 グラーフ以外のドイツ艦達は器用に箸を使って食べている。

「結構辛いわね、臭いもキツいし……。」

「そこにスーパードライを流し込んでみな?驚きが待ってるぞ?」

 俺に促されるままにチヂミを頬張って飲み込み、味が残っている所にスーパードライ。

「く、口の中がスッキリしたわ!なんで!?」

 そう。スーパードライのキレの良さを活かすには、辛い物や酸味の強い物、苦味のある肴等がピッタリだ。更に辛味がホップの苦味を打ち消し、スーパードライの隠された旨味を引き出してくる。なんなら、キムチを一かじりしてスーパードライを飲むと、スーパードライ本来の『味』が理解できる。

「どうだ?『料理に合うビール』の意味が伝わったか?グラーフ。」

 俺の問いかけに黙り込んだままのグラーフ。口に合わなかったのだろうか?

「これは……出会いだ。私は今まで、ドイツのラガーよりも美味いビールは無いと思っていた。けれど、料理と共に味わえるビール…こんなビールがあったなんて。ありがとう、アトミラール。」

「いや、そこまで畏まられる
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