暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
ふわふわ!お好み焼き特集・3
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 んじゃ先にすじねぎ焼きから行こうか。今回はすじねぎ焼きの元祖と言われている、大阪十三の「やま〇と」さんのレシピを参考に。

《すじねぎ焼き!》

【生地】※6枚分

・薄力粉:200g

・卵:2個

・鰹だし(濃い目):720cc

・山芋(お好みでOK):100g

具材

・キャベツ

・すじこん

・紅しょうが

・ねぎ

・削り粉

 まずは生地作り。薄力粉に濃いめの鰹だしを加えて伸ばし、そこによく溶いた卵2つを加えて混ぜる。生地をフワッとさせたいなら山芋を加えるとグッド。

 次に具材の支度。キャベツは5mm角位のみじん切り、紅しょうがも1mm角のみじん切りに。ねぎは九条ネギをチョイス。「やまも〇」本店さんだと鴨頭ネギを使っているらしいが、九条ネギは俺の好みでのチョイスだ。ネギは小口切りにしてたっぷりと。

 さぁ、焼いていくぞ。ホットプレートの最大火力位だから、大体220℃くらいかな?そのくらいまで加熱。油を薄く敷いておたま一杯分(約60g位)の生地を流して薄く伸ばす。そこに削り粉をまぶして、更にキャベツのみじん切りを少々。そこにネギはたっぷり100gくらい。更に全体に紅しょうがをパラパラと散らし(少量でいいよ)、中央にすじこんを大さじで2〜3杯。具材を乗せ終わったら2分程焼いて生地を固める。下の生地が焼き固まったら上(すじこんの乗ってる面ね)にお玉2杯分の生地(約120g)を全体に回しかけてひっくり返しす。ほぼ間違いなくネギとかが飛び散るから、かき集めて成形。軽く潰して平べったくしたら鉄板の温度を160〜180℃位に落として、7〜8分焼く。そしたらもう一度ひっくり返して様子を見ながら2〜3分焼く。仕上げは昆布醤油を刷毛で塗り、酸味をプラスするためにレモンを振りかけたら完成だ。

「お待ち、『すじねぎ焼き』だ。」

「ん〜、これもさっぱりしてて美味しいわぁ。」

 美味しそうに食べる黒潮。それを眺めていた浜風の腹がグウゥ……と鳴る。途端に赤面する浜風だったが、その様子を見て陽炎がニヤニヤと笑っている。



「ホント、良く食べるわねアンタ。我が妹ながらビックリするわ。」

「だ、だって現代の食事が美味しすぎるから……!」

「まぁまぁ、良いじゃねぇか。美味い物を腹一杯食べられるってのは幸せな事だ。」

 飢えというのは人の心を狂わせる、と俺は常々思っている。衣食住の確保ってのは人が人として人らしく生きる為の最低条件だ。

「けどなぁ司令はん、それが上手くいかん事もあんねんで?」

「どういう事だ?」

「……ほら、前に見せたウチの姉妹からの要望書。あったでしょ?」

 それならよく覚えている。何せ今回のリフォームの要因の一端は、黒潮から
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ