暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
ふわふわ!お好み焼き特集・2
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
からな、思いきってたっぷりと。キャベツを炒め始めたら先程の生地をクレープのように広げてその上に削り粉を散らす。キャベツがしんなりしてきたら生地の上に乗せ、生地の中央に長方形に寄せる。そこに豚バラを襷掛けに乗せてやり、そこからひっくり返して豚バラに焼き目を付ける。

 お次に卵。溶いたりせずに鉄板の上に直接2つ落とす。黄身をコテで切るように崩し、片方のコテで形を整えつつ、もう片方で卵を押し広げる。この時、たまごに隙間が出来ないように注意。

 仕上げは先程焼いていた豚バラとキャベツと生地を卵に巻き込むのだが、一番端に置かずに少し余裕を持たせて置く。少し余った部分の卵を折り返し、キャベツをはみ出させないようにクルリと巻く。一気にパタパタと巻かないで、一回ずつ丁寧に巻いた方が綺麗に巻けるぞ。巻き終わったら上からソースをかける。とんぺい焼きは甘口のオタフクソースの方が合うぞ。更にマヨネーズをかけ、最後に青のりを横一線に振りかけたら完成だ。

「ハイお待ち、『とんぺい焼き』だ。」

「へーぇ、初めて見たけどオムレツみたいな感じじゃないのね……。」

 陽炎はコテで一切れ掬うと、フーフーしながらかじりついた。

「ん〜、思ったよりもさっぱりしてるのね。」

「まぁな、お好み焼きよりも粉は少ないから腹にもたまらんしな。」

 キャベツのかわりにモヤシを使ってもいいし、キャベツとモヤシを半々にしても良い。シンプルなようで意外とアレンジはしやすい。

 とんぺい焼きを作っている間に、黒潮・浜風両名も1枚目のお好み焼きを食べ終えていた。

「お代わりは?どうするよ。」

「ん〜、じゃあウチはすじねぎやな。」

 すじねぎ焼き、折角作ったすじこんの出番が来たか。

「あ、では私はモダン焼きを。」

 さっきからヘビーなのばっかだな浜風!その駆逐艦らしからぬ豊満な身体の秘密はその食欲か!……まぁ、ちゃんと食えるのは健康の証拠だからいい事だが。

「あいよ。んじゃ順番に焼いてくからよ、ビール飲んで待っててくれや。」
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ