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提督はBarにいる。
大改装第6弾!〜美味い物には手間を惜しまず〜
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立(ボイルした奴が扱いやすい)は肝を取り除いて4等分、牡蠣は薄い食塩水で荒ってザルに空けて水気を切る。※牡蠣は生食用より加熱用の方が美味いぞ

 油かすに聞き覚えのない人もいるかも知れないが、動物の内臓や脂身から油脂を搾った残り滓が本来の油かすなのだが、現在流通している油かすのほとんどは低温の脂で揚げて水分と油分を飛ばした物だ。これを入れるとお好み焼きにコクが出る。オススメは牛の油かすかな。

 すじこんは読んで字の如く、牛スジと蒟蒻の甘辛煮。そのまま食ってもいいが、筋ネギ焼きは美味いからな、それも準備しておく。




《圧力鍋で手軽にすじこん》

・牛スジ:300g

・長ネギ(青い部分):1本分

・生姜のスライス:厚めのを3枚

・蒟蒻:1丁

・酒:25cc

・みりん:25cc

・砂糖:大さじ1.5

・醤油:40cc

 まずは牛スジの下ごしらえから。圧力鍋にたっぷりのお湯を張り、ネギの青い部分と生姜スライスを入れる。沸騰したら牛スジを入れ、再沸騰したら3分程茹でる。下茹でだから圧はかけなくていいぞ。その間に蒟蒻の下ごしらえも同時進行で、2cm角に切ったら圧力鍋とは別の鍋で3分下茹でして水気を切っておく。

 牛スジが茹で上がったら冷水に取り、血合い等の汚れや余分な脂を落とすように揉み洗いする。洗い終わったら下茹での水は捨てて新しく水を2リットル位張って、牛スジを戻し、点火。沸騰してきたら灰汁を取り除いて加圧。市販の圧力鍋なら強の圧力で30分位を目安に。30分経過したら火を止め、圧が抜けるまで放置。

 圧が抜けたら牛スジを取り出して2〜3cm角に切る。茹で汁は良い出汁が出てるから、カレーやおでん、たこ焼きの生地を伸ばすのに使ったりすると美味いぞ。

 いよいよすじこんの仕上げだ。鍋に酒とみりんを入れ、火にかけてアルコールを飛ばす。牛スジ、蒟蒻を加えたらそこに水を400ccと砂糖を加え、灰汁を取りながら5分煮込んでしっかりと甘味を含ませる。5分経ったら醤油を加えて落し蓋をして更に30分煮込む。30分経ったら味見をして微調整してくれ。これですじこんは完成。




 後は生地なんだが、注文によって要求される生地の配合は変わるから、その都度作った方がいい。それに一般家庭でよくやる事だが、生地に予めキャベツや紅しょうがなんかを加えて混ぜておく人がいる。アレをやっちまうと浸透圧の関係で野菜から生地に水が染み出して生地がベシャベシャになってしまう。だから、面倒でも食べる分だけ1枚ずつ、焼く直前に具材を混ぜ合わせるのがベストだ。後準備出来るのは調味料類位か。

 広島風お好み焼きならオタフクソースが鉄板だが、その他のお好み焼き系には少し辛めのイカリソースが合うと個人的には思う
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