暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
早霜の一番疲れた夜・1
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相の他にも戦争大臣や軍需大臣など、戦争関連の要職に多数就任しておられますが、首相以外に2度経験されたのは海軍大臣のみと、とても海軍に関連の深い方ですからね。」

 一気に煽るようにグラスを干した金剛さん。カクテルは本来チビチビと味わう物だと思うし、アルコール度数も高いハズなんですが……流石は司令の奥様。

「ン〜♪レモンとキュラソーのフレーバーでとっても爽やかネー!ハヤシモぉ、他のも出来るデスか?」




 ではもう一杯、シトラス系の爽やかな風味の一杯を。まずはスコッチを40ml。更にドライベルモットを20ml加えたら香り付けにレモンジュースを2dashとオレンジビターズを1dash。これをステアしてカクテルグラスに注いだら出来上がり。

「お待たせしました、『ホール・イン・ワン』です。」

「ンー?サー・チャーチルのお次はゴルフですか……何だか懐かしい感じがしますネー。」

 そう、金剛さんには内緒だが折角スコッチを使うならイギリスに因んだ名前のカクテルを出そうと思いまして。まぁ、ちょっとした私の遊び心と思っていただければ。

「Oh!さっきのよりもちょっとビターですネ!こっちも美味しいデース!」

 やはり飲むのが早い。ほぼ一息で飲み干している。けれど顔が全く変わらない……相当お強いようです。

「ンー、流石はdarlingが認めただけありますネー。もっとお願いシマース!」

 さて、お次は何をお出ししましょうか。
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