4/11 堂島家へ
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ートに近付くと、上の棚にボストンバッグを置き席に座った。
電車はゆっくり動きだすと、徐々にスピードを出して走り出す。
俺は頬杖をつきながら、窓の外に広がる街並みを眺める。
ボーッとしていると、次第に眠気が襲って来る。
今日は朝が早かったせいかな。さっきまで寝てたのにな。
再び、俺は眠りに襲われた。
「次は、八十稲羽〜、八十稲羽〜」
目が覚めると丁度、目的地に近付いていることを知らせる放送が流れていた。
時間はすでに夕方に近付いている時間だった。
東京からはかなり遠かった。
寝過ぎたせいか、何故か頭痛がする。
額を手で抑えていると、不意にフラッシュバックする。
見えたのは、鼻の長い老人と銀髪の女性。
どこかで見た?どこかで会った?夢の中で?
『今年、運命は節目にあり、もし謎が解かれねば、貴方の未来は閉ざされてしまうやも知れません』
頭の中で響く、老人の声。
・・・やっぱり、夢ではない。
これから向かう地で、何が待っているのか。
八十稲羽市についに到着すると、山に囲まれた街だった。
空気が良いね。
「おーい、こっちだ!」
駅を出て周囲を見渡していると、声を掛けられた。
そこには短髪に無精髭を生やし、スーツを着ているはずなのだが上着は肩に担ぎ、赤いネクタイはかなり崩していた。
原作通り、渋いね。
「おう、写真より男前だな。ようこそ、稲羽市へ。お前を預かることになっている、堂島 遼太郎だ。ええと、お前のお袋さんの弟だ。一応、挨拶しておかなきゃな」
「よろしくお願いします」
「しっかし、大きくなったなー。ちょっと前までオムツしててたと思ったが・・・」
叔父さんの言うとおり、母さんから聞く限り赤ん坊の時にあって以来、それ以来は会っていない。
「こっちは娘の菜々子だ。ほれ、挨拶しろ」
そういうと、叔父さんの後ろに隠れていた女の子を俺の前に押し出した。
初めて会うな。そして、可愛いな。
「・・・・・・。・・・にちは」
ギリギリ聞こえる程の声で挨拶をすると、顔を紅くして再び叔父さんの後ろに隠れてしまった。
……キャワイイ!…キショッ。
「ははっ。こいつ、照れてんのか?いてっ、ははっ」
叔父さんがそう茶化すと、菜々子ちゃんは叔父さんの尻をひっぱたいた。
仲良いんだな。菜々子ちゃんはすねてしまい、そっぽを向いてしまった。
さて、挨拶はしなければな。
「初めまして、菜々子ちゃん。鳴月 斎です」
「うん…///」
俺は菜々子ちゃんと目線を合わせると、笑顔で挨拶をした。
初対面の印象は大事
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