暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
艦娘とスイーツと提督と・6
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
しているという在らぬ疑いがかけられて任意の事情聴取を受けた。俺は艦娘の服装を決めているのは軍上層部である証拠となる資料を提出し、疑いはすぐに解けたのだが、それ以後も現地住民からの苦情が度々寄せられていた。




「とにかくだ。鎮守府内でも外でも、スク水で歩き回るのは
禁止。そう他の奴にも伝えてくれ。」

「えーっ、イク達はこっちの方が楽なの〜。」

「というかお前は恥ずかしくないのか?地肌の見えてる部分とかかなり大きいが。」

 うーん、と唸っているイク。

「ねぇ提督。」

「なんだ?」

「イク達よりも……おっぱいをサラシ巻いて隠してるだけの人とか、紐みたいな見せパン穿いてる娘とか、いつもお臍とかパンツが見えるような服装してる娘がいるけど、そういう娘はいいの?」

 う、と言葉に詰まる。言われてみれば確かに、普通に街中を歩いていたら職務質問されても可笑しくないような服装してる艦娘はいる。それも複数。毎日見慣れてしまっていたから気にもならなくなっていたが、これは由々しき事態かも知れん。というか艦娘って痴女の集まりなの?アレ、どんどん思考が変な方向に……ワケが解らなくなって来た。

「なぁ…………イク。」

「なぁに?提督。」

「正しい服装って、何だろうな……?」

「イクに聞かれても知る訳ないの。」


 数日後、「外出の際は節度のある、誰に見られても恥ずかしくない服装をすること」という規則が追加されたのは、また別の話。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ