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提督はBarにいる。
艦娘とスイーツと提督と・3
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味が好きな娘もいると思うんだ。」

「まぁ正直に言っちゃうと僕の我が儘なんだけど……どうかな?」

 ここまで目をウルウルさせて嘆願されると弱い。

「解った、毎日ってワケには行かないが用意するようにしてみるか。」

「本当かい!?ありがとう提督!」

 よほど嬉しかったのかハグされてしまった。こういう所を見ると、やっぱり時雨も夕立と姉妹なんだなぁと思うわ、うん。

「暑い日に冷たい物で士気を高める、ってのも悪くねぇと思っただけだ。任務の合間に作るからな、あんまり期待はするなよ?」

「それでもとっても嬉しいよ。ありがとう提督!」

 もしも犬の尻尾付いてたら物凄い勢いでブンブン振り回されてるんだろうな、っていう位のいい笑顔だ。

『さて……問題は飲兵衛連中と食い意地張った連中だな。食い尽くされちゃ敵わんぞ。』

 シャーベットはカクテルをベースにしても作れるからな、シャーベットを作る事を駆逐艦のみのご褒美にしてしまうかどうか、それが俺の心配事だった。



 この数ヵ月後、『真夏のシャーベット争奪戦争』が起きたのはまた別の話。
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