26話「犬さんと、ジューシーな馬刺し」
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で儲けが出るだろ?」
「食料品は保存できないから、大量にあっても意味ないわ!」
「ほ、ほら、ゴブリンの兵士たちが使っていた武器とか、結構、良い値段で売れるんじゃないか?」
「ゴブリン規格の武器は、鉄くずと同じ値段でしか売れへん!
あれ、人間やと子供用サイズやで!
エルド帝国やと鉄は専売品やから、ウチが販売したら違法やし!」
「いや、遊牧民族って、小さくて軽い子供の方が騎兵として強い事があるし、ワンチャンス……」
「子供は金を持ってないやろ!?」
ちっ、誤魔化せなかった……。
それにしても、ナズニャンの尻尾は細長くて残念だ。
これで大きくてフサフサしてたら、煩くても最高の猫娘だと思えて我慢できるのに……。オッパイだけが大きくてもなぁ……。
『オッパイはイッパイオッパイすべきだと思うお!』
『おっぱいの素晴らしさが分からないとは残念な人ですお』
『異世界でパフパフされたい』
こう、今すぐ利益になりそうなネタはないだろうか……。
近くには魚が取れる川があるな。
川といえば、塞き止めて、高い値段が付く魚を養殖するのに向いている立地である。
金持ち相手に、魚が売れてウハウハできる――そういう情報を伝えようとする寸前。
遠くからホワイトの声が、交信術を経由して聞こえた。
「主様、主様、話があります、こっちに来て貰えるでしょうか?」
「いや、モーニャンが生肉食べているから、今は無理」
「馬の刺身はジューシーだよー。
美味いよー。生で食べないのはもったいないよー」
「モーニャン、生肉は駄目だ。
火で炙ってから食べなさい」
モーニャンの大きな尻尾は見ているだけで癒される。
……生肉を食べちゃう所が問題点だが……まぁ、いずれ、この食生活は改善してくれるだろう。
馬の生肉なんて滅多に手に入るもんじゃないし。
そもそも食用にするより、普通に売った方が儲かるだろうしなぁ……。
「主様……放置プレーですか……?」
『ホワイトたんの狼耳が下に垂れてかわいいお』
『生肉は食中毒になる可能性があるけど、獣人の胃は丈夫だからワンチャンスですぞ』
『狼娘と狐娘が修羅場すぎる?』
「あー!もったいないー!戦争って無駄だらけやー!
なんでこんな事に、ゴブリンも人間もハマっているんやー!
お互いに平和に暮らせれば最高やのにー!
目の前のガキもムカツクけど、人間もゴブリンはもっとムカツクわー!」
ーーーーー
★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)先生ー!戦争って金がかかるんですねー!
●(´・ω・`)宗教戦士作って解決しとるから大丈夫じゃよ?
宗教は最強じゃな?人間同士の戦いでも、宗教狂いの軍隊は強くて最強なんじゃよ?
死んでも天国に逝くと
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