20話 山賊の村おこし
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人たちの目が希望で輝いた。
まるで新大陸に移住する前のゴロツキどものような風景である。
次々と立ち上がって、明るい明日への希望を叫んだ。一部は腐った床を踏み抜いて、盛大に負傷している。
「野郎どもー!今日から毎日のように獣娘とスケベー三昧だべぇー!」
「「やったー!やる気がでてきたべぇー!」」
「子供を人質に獣娘も労働させれば、一生、働かずに済みますぜー!」
山賊達は不味そうな酒を飲み、ワンパターンすぎる発言の数々をして、昼間から幸せそうに酔っぱらっていた。
「ふぉふぉ……これで村は発展するのう……。
いや、街に発展して、ワシは未来の市長かもしれんな?」
……この後、人間の村……いや、山賊の村が包囲殲滅陣されて、家屋は全て焼き払われて、井戸に村長の遺体が放り込まれたのは言うまでもない……。
でも、どうやって生存するつもりだったんだろう、この山賊の村。
邪神の広い視点で周りの地形と集落を見ると――
ゴブリン
ゴブリン ゴブリン
獣 山賊の村 ゴブリン
ゴブリン
ゴブリン
ゴブリン
見事に、周りにあったはずの人間の村が、難民ゴブリンに占領され、人間達は食肉として処理されて、備蓄倉庫に並んでいる末期的な状況だから、村興し以前の問題だと思う……。
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(´・ω・`)すでに詰んでいた。ワシらの人生
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)この山賊の長!明らかに先生が元ネタでしょー!?
(´・ω・`)ワシも尻尾をモフモフする人生が欲しいのう……
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