ガンダムW
1551話
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俺の説明に納得の表情を浮かべた凛が、改めて書類を調べていく。
すると、大きかったり小さかったりするが、色々な不正の証拠が見つかってくる。
最終的にコンピュータのデータのコピーが終わる頃には、正直なところこっちのデータは必要ないんじゃないかってくらいに、不正の証拠となる書類が集まっていた。
本当に俺が来る必要なかったんじゃないか?
凛だけでも十分……いや、こうして部屋の中に入り込む事が出来たのは、俺の影のゲートがあるからだ。
もし影のゲートがなければ、この部屋に入り込むような真似は出来なかっただろう。
それだけでも、俺が来た意味はあった……筈だ。うん。
足代わりでしかないというのは変わらないんだが。
「さて、じゃあそろそろ基地から出るけど……問題はないよな?」
「そりゃそうでしょ。何か忘れ物がある訳でもないし」
忘れ物……髪の毛とか指紋とか?
一応その辺は問題がないようにしっかりと準備はしてきている。
特殊な皮膜で作られた手袋をしているし、髪の毛も落ちないように纏めてある。
それは俺だけではなく凛も同様であり、その辺からこっちの身元を調べられる懸念はない。
……まぁ、どのみちこの世界に俺達の指紋やら何やらはないのだから、データ照合とかをされても問題はないんだろうけど。
それでも俺達に直接指紋とかのデータを貰いに来れば、こっちとしても色々と困るのは事実だ。
そんな心配はない方がいいのは間違いない。
そんな訳で、撤退の準備は万端なのを確認してから影のゲートを使って基地を脱出するのだった。
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