ガンダムW
1550話
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「はい。まず上官にこの件を説明し、MSのパイロットから下ろして歩兵か整備兵、もしくは事務員に回すようにします」
「……へぇ」
これはまた、俺が予想していた以上に厳しい罰だな。
ただまぁ、ミュラーは性格に問題があっても腕の立つパイロットだというのは間違いない。
それは、今回の模擬戦で唯一連合軍側に一矢を報いたというのが示しているだろう。
であれば、オペレーション・デイブレイクの際にミュラーがOZの戦力にいないというのは、こちらとしても利益になる。
……まぁ、MSを下ろされたからといってオペレーション・デイブレイクの本番でもMSに乗っていないとも限らない。
実際にはMSパイロットに復帰するという可能性もあるが、そうなったとしても原作よりは確実に技量は落ちているだろう。
「まぁ、それならいい。なら、俺達はこの辺で失礼させて貰うよ」
「はい。その……私達の同僚が申し訳ありませんでした」
深々と頭を下げるOZの兵士に軽く手を振り、綾子と共に連合軍の兵士達の方へと向かう。
するとこっちの様子を見ていた兵士達は、当然今のやり取りについても見ていたのか、心配そうにこっちへと近づいてくる。
連携を取る為の時間は殆どなかったにも関わらず、随分と連合軍の兵士達と綾子の間に信頼関係があるな。
まぁ、綾子の外見を考えれば不思議でも何でもないが。
それに性格もさっぱりとしているので、その辺りを考えれば好意を抱かれるのは当然か。
「アクセル代表……自分達を鍛えて下さり、ありがとうございます!」
連合軍の兵士が深々と一礼し、すると他の兵士達も俺に向かって頭を下げてきた。
こうして、模擬戦は色々と問題を生みながらも終了する事になる。
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