暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
11eyes 〜それは友と明日のために〜
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の首の二本や三本など、惜しくはないと言わんばかりに、駆に向かって突進する。


それに向かって駆けるが走り出す。
狙うはすでに見えている、ケルベロスが到達するその場所!!!


ドシュッ!!!!


ガァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!



飛びだし、アブラクサスによってケルベロスの目の前まで投げだされた駆が、大きな眼球に雷切を突き刺し、雷を放出した。
腕まで突っ込んで、雷切の切っ先は脳にまで達し、電撃によって神経が焼ききれる。


ケルベロスの巨体が動きを止め、消滅を始める。
駆がガッツポーズをとるが、そこに雪子の声が響く。

「駆先輩!!!危ない!!!!」




------------------------------------------------------------



少し戻って蒔風。


迦桜羅と空中にて激しい打ち合いをし、幾重にも交差し、その翼が輝きを増す。


キュロロロロロロロオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!



迦桜羅が相手をしているのはあの世界最強だ。出し惜しみをしている場合ではない。


全身を炎へと変え、翼で身を包んで一本の槍のようになって蒔風に向かって飛び立つ!!!


「いいぜ、相手になろう。玄武盾!!!!」


バン!!!

特攻を決めたカルタに対し、蒔風も己の全武器最硬を誇る玄武盾を構え、それを迎え撃つ。


回転を加えた突進を真っ向から玄武盾で受け止める蒔風。
接点から火花が散り、地上に降り注ぐ。

そしてその攻撃を受けきり、背後に流す。
だが迦桜羅は止まらない。

Uターンして、蒔風に向かって第二撃だといわんばかりに再突進してくる。



「行くぞ玄武!!!」

叫び、蒔風が玄武盾を迦桜羅に突き出した。
すると盾に刻まれた甲羅の模様が、まるで花びらのようにグパァ、と開く。

玄武盾はただの盾ではない。
その中に敵の攻撃エネルギーを貯蔵し、一気に放出することが可能だ。

そう、それはつまり、最初の迦桜羅の攻撃の威力が、そのままエネルギーとして放出されるということ。
で、あればその威力が互角が妥当なところだ。
だが、蒔風の力が乗った分、そちらの方が上であるのは当然で――――


ドッ!!!ジュゴァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!




迦桜羅の身体が消し飛び、夜空に一筋の光線が伸びて行った。



「さてと駆は・・・・ッオ!?」

自身の戦いを終え、蒔風が駆たちのほうへと目をやる。
すると、ケルベロスを撃破した駆に向かって、「奴」が剣の一本をブン投げていて

「ブースト
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ