第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
11eyes 〜派手に戦ってみますか!〜
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ギャギィン!!!!!
蒔風がスペルビアの剣を弾く。
それと同時に、唯一人型でない、像の形をした黒騎士・アケディアが蒔風に向かって炎と雷を同時に放ってきた。
「圧水砲!!!!!」
それに対し蒔風が圧水砲で迎え撃ち、爆発を起こして周囲が霧に覆われる。
「なッ・・・視界が・・・・・・」
「ゆか!!離れるな!!」
「か、駆君?どこ!?」
「オレはここ「声を出すな駆!!!」ッッ!?」
ゴギャン!!!!
駆が蒔風の声にビクつき、ふいに見えた影に頭を抱えて防御をとる。
だが、その影が駆に危害を加えることはなく、蒔風がその影、スペルビアを背後から貫いていた。
蒔風が二人の無事を確かめるためにスペルビア越しに二人を見ると、すでに二人を守るように雪子がナイフを構えていた。
それなりに攻撃は防御したようだが、腕と頬に少し切り傷が―――と、思った矢先にその場ですぐに完治してしまった。
「おお」
感心するようにつぶやく蒔風。
そんな彼はすでにスペルビアから刀を抜いてその場から離れており、最後に残ったアケディアを斬り、そして同時に蹴り飛ばして撃破していた。
「ふう・・・ま、こんなもんか。みんな大丈夫か?」
「あ、ああ」
「びっくりしましたよも〜〜〜」
「凄いな、超速再生か?」
「ご明察の通りです!こっちのほうは自前の技術ですけどね。私の力はすっごくよく治るだけですよ?」
こっち、と言いながらナイフをくるくると回して収める雪子。
だが、そんな話をしている場合ではなかった。
突如として、蒔風の身体が漆黒の巨大な腕に掴まれ持ちあげられる。
その腕の主はリーダー格・アワリティア。
巨大な竜へと変貌した彼が、蒔風を潰そうとその腕を握りしめた。
「こんの・・・・・」
「蒔風!!!」
「ち・・・いいだろう・・・試してみるか・・・・『我ここに異端を証明す』」
ブシャッ!!!!!
蒔風のつぶやきと共に、竜の腕が裂け、その体を離す。
「なんとかうまく行ったな・・・・固有結界、中々難しい」
「蒔風!!!まずい!!!!」
「ん?なッ!?」
蒔風が賢久の声で竜を見上げる。
その口元には炎のように七色の虹が蓄えられていっている。
「契約の・・・虹ッ!!!」
「なるほど・・・・次元破断砲撃かよ・・・・・勘弁してくれ!!!!」
ドバォ!!!!!!
虹色をした砲撃が放たれ、蒔風がそれを迎え撃とうとする。
だが、それよりも早くそれに対処したのは・・・・・
「や、やめてぇ!!!!!」
ゴォ!!!!
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