第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
11eyes 〜避けられない戦いがある〜
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カケルクン、タカヒサクン!!!」
「そうだな。だがもう大丈夫だ。落ち着いた」
「逆に寒いくらいだけど、もう一度湯船につかろうか!!」
「「「あっはっはっはっは〜〜〜・・・・・っは!!!!!」」」
三人が同時に駆けだす蒔風は脱衣所に、駆は窓から、賢久は女湯の方に飛び込み、それぞれ逃走を図った。
だが・・・・・
『ぎゃあああああ!!!ゆ、雪子!!なんでお前いつの間に!?』
『女の子には秘密がタクサァ〜〜〜ン・・・・・』
『ぎゃあああああああああああああ!!!!!』
『駆く〜ん?ニガサナイヨ?』
『な!?栄光の手(ハンズオブグローリー)!?』
『駆君はこの空間からは逃げられないんだよ〜〜?』
『まてゆか、落ち着け、落ち着くんだ』
『弁解、できるの?』
『できませんすみまぎゃああああああああああああ!!!!!!』
「・・・・・・なるほどな。駆が「目」で見たのは「覗いた場合」の未来。つまり、覗けなかった場合は想定外だったわけか」
「で?君はなにか言うことは?」
美鈴が草壁一族に伝わる5振りの宝刀、草壁五宝が一本、小烏丸天国をペシペシと手で叩きながら訊く。
その後ろでは菊理がにっこりとほほ笑み、さらにその背後に拘束具に身を包んだ天使、アブラクサスが鎖をジャラジャラと言わせていた。
正直、メッチャ怖い。
「では本当のことを言おう。正直、覗いた先に何があっても構わなかった。ラジカセでも満足だ。オレが求めたのは、「覗く」というシチュエーションと!!そのための経緯だったんだからな!!!」
「それで言い訳になるかぁ!!!!」
「ですよねーーーーー!!!!ってうごああああああああああ!?」
蒔風の悲鳴が響く。
こうして悪は滅びた。
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「フンフフ〜〜ン。ふっろっそうじ〜〜〜〜♪」
「なんでそんなに上機嫌なんだ?」
「この程度で済んだなら上々じゃね?」
「た、たしかに・・・・・」
蒔風たち三人は罰として風呂掃除を任された。
モップを手にゴシゴシと綺麗にしていく。
「蒔風はこういうのめんどくさいんじゃねえか?」
「やるまではめんどくさいよ?でもやり始めたら徹底的だから、俺」
「あーわかるわかる。やるまでが面倒なんだよな。やっちまえばあっという間なのに」
「そうそう!!!」
そう言いながら掃除して、終わるころに女性陣が飲み物を持ってやって
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