暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
11eyes 〜なんてとこから来るんだ〜
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散ったコーヒー豆やコップを片付ける。
そしてそれが一通り終わったところで、蒔風が席についた皆に向かって立ち、説明する。






−=≡ヘ(* - -)ノ 説明中 −=≡ヘ(* - -)ノ





「なんてことですはい」

「じゃあ・・・・その「奴」って言うのが・・・・」

「オレたちの、敵」

「その通り」


蒔風が腕を組んでそう答える。
それに納得した駆が、蒔風に握手を求めた。



「じゃあ、お願いします。蒔風さん」

「蒔風とか舜とか、簡単な呼び方でいいよ」

「えっと・・・じゃあ、舜さん?」

「おう!!ああ、それと・・・・」

「なんですか?」

「お前らの素性、教えてくんない?」


「あ」

「てっきり知っているものかと・・・・・・」



彼らが説明を始める。
この世界であった戦いの事を。



といってもかなり複雑だ。
故に、ここで簡単に、非常に簡単に現そう。



@「赤い夜」と呼んだ幻燈結界(ファンアズマゴリア)という異空間に断続的に引きずり込まれる彼ら。
Aそこで「黒騎士」と故障した敵と遭遇、幾度も幾度も「赤い夜」を行き来し、彼らを撃破していく。
B実は黒騎士は暗黒の魔女を封じたメンバーで、「赤い夜」は魔女によるものだった。
C駆を除く皆の力は魔女が封印されたときに散った物が移った物だった。
D黒騎士を倒し、魔女を撃破した彼らは、日常に戻った。


である。


ちなみに彼らの力と言うのは

陰陽師・草壁美鈴がその力の増大。
駆の幼馴染、水奈瀬ゆかには「赤い夜」や能力の無効化を持つ、「栄光の手(ハンズオブグローリー)」の発動。
メンバーのムードメーカー、広原雪子は超速再生能力。
清楚なお姉さん、橘菊理は守護天使アブラクサスの制御。
ヴァチカンの魔術組織の禁書目録、百野栞は魔術の底上げ。
食いしん坊お兄さん、田島賢久は発火能力。


駆のみは魔女の力とは関係なく、別の力によるもの。
それは劫(アイオン)の眼だ。


未来を見、その未来を引きよせる力を持つ魔石が埋め込まれた眼。
そのためかつては左右の瞳の色が異なり、眼帯で隠していたが、今は別段変には見えない。
デミウルゴスの処理のおかげで、能力の使用時のみ変わるというものとなっている。



「なるほどなるほど・・・・・んじゃ、ま、オレは家帰りますよ」

「え!?」

「「奴」が来るのは・・・・・明日か明後日かな?そこまでのんびりしてますだい。どっとらはい」



そう言って蒔風が店から出て行く。


「あの人・・・・どこ住んでるんだろ?」

「さぁ・・・・・」



そんな
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