第4話 初めてのデートと初タッグ[後編]
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雄介は真姫の病室を後にして売店でご飯を買って食べていた。
「真姫」
雄介は涙を流しながら後悔していた。
もしレベル3のガシャットを早く使っていれば真姫が毒に苦しむ事はなかった。
もし自分が戦いを楽しまずに戦わなければ。
そんな事が頭に回りながら雄介は片手を強く握りながら自分の身勝手で真姫を苦しめた事が許せなかった。
「雄介くん」
誰かが雄介に話し掛けた。
振り向くとμ'sの全員が雄介の後ろに立っていた。
「何だ?笑いに来たのか?」
雄介はそう晩飯を買うのをやめて言った。
「どうして一人で戦おうとするの?」
穂乃果は歩き出した雄介に聞いた。
「どうしてって」
雄介は片手にガシャットを持ちながら考えた。
仮面ライダーは一人で戦う事はなかった。
だが今の自分には仲間はいなかった。
だから戦うしかなかった。
「俺は一人で戦う!誰も巻き込まないた為に!」
そう言って雄介はガシャットを片手に持ちながら歩き出そうとした。
にこは雄介の片腕を掴み引っ張った。
「何だよ!」
雄介はにこの方を向いた。
ぱちん!
にこのビンタは雄介の頬っぺたを叩いた。
「あんたは真姫ちゃんが前に言ってたわ!あんたが許嫁でよかった貴方が側に居てくれたから私は今もここにいるんだって!」
にこはそう雄介に真姫が伝えたかった事を言った。
「真姫が・・・」
雄介は真姫の病室に向かった。
ーーーーー
病室について雄介は真姫の手を掴み言った。
「俺が仮面ライダーとして戦うのは君の笑顔と世界の人々の笑顔を守るために戦う!」
そう言って雄介はひとつのガシャットを真姫の手に持たせた。
それは仮面ライダーゲンムのプロトマイティアクションXのガシャットだった。
「こいつなら君を守ってくれる」
雄介はそう言って真姫の手を優しく握り覚悟をした目でゲーマドライバーとガシャットを持って西木野総合病院から出た。
ーーーーー
雄介が病院を出るとμ'sのメンバーが立っていた。
「戦いに行くんだね?」
そう穂乃果は雄介に聞いた。
「ああ、もう誰も不幸にさせたりしない!」
雄介はそう言って真姫の病室の窓を見ていた。
「なぁ、そこの高校生達!」
雄介達に話し掛けたのは赤い皮ジャンにサングラスをした若い男だった。
「あんたは!」
雄介はすぐに誰かわかった。
「誰ですか?」
「ショッカーの戦闘員かにゃ?」
花陽と凜はそう言った。
「永夢に頼まれて来たんだ、木道雄介!」
男はサングラスを外して言った。
「雄介この人は誰ですか?」
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