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私の悪魔が囁く
悪魔と私 2

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文字が光だして私は、気を失った。

「若菜。」

目を覚ましたのは、黒い階段。

「若菜っていらない存在だよねー。」

「そうそう。足でまといは、いらないよね。」

「ばぁーか。こんな事もわかんないのかよ!呆れた。」

「死ね。死ね。死ね。死ね。」

「なんで、生まれてきたの?」

「お前のせいでコンクール行けなかった!全部お前のせいだ!」

階段を降りてく。

そこにいたのは、私。

「ねぇ。なんで、私だけなの?こんなに苦しいのに、誰も助けてくれない。誰も必要としてない。嫌だよ。何もかも、消えてしまえ!」

私は、もう1人の私に抱きついた。

「ごめんね。辛かったよね。苦しかったよね。誰も助けてくれないって辛いよね。でも、助けてくれた人はいるじゃない。高校に入った時。私を理解してくれた友達がいるじゃない。1人のじゃないって思ったでしょ?私は、初めて心から笑った。ここだって私を理解してくれる人はいる。大丈夫。私がついているから。もう、辛くないよ。」

パキーン

「本当に?だって、もう会えないんだよ?そんなの苦しくていやだよ!もう、1人は嫌!」

「1人じゃない!新しい友達がいる。ね?私と一緒に頑張ろう?」

「………ひっく!うん!」

パキパキバキ!

ゆっくりと、暗い部屋を明かりが照らす。

「ふーん。なかなかやるじゃん。気に入った。私が力を貸してあげる。ほら。手を取って。」

私は、悪魔の手を取った。

「私に名前付けて。」

「名前?」

「そう。」

私は、考えた。

「じゃあ、ヴァンス。よろしく!」

「ヴァンス。珍しい名前を考えたね。まぁ、よろしく。」

そして、私は意識を戻した。



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