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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#37
星魔の絶戦 千変VS星の白金X〜Native Stranger〜
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が堪えられなかったため、
途中で分記したと推察される。
 だが如何に欺瞞で取り繕おうと真実は一つ。
 その遣い手が猛将シュドナイであり、
その剛槍が紅世最強クラスの超宝具で在る事に変わりはない。  
 比類無き古今無双の剛槍、ソレを雷獣は白木の如く軽々と頭上で旋回させ
十重二十重の副刃を交えた切っ先を烈気と共に叩きつける。
 吹き荒れる暴風と迸る気炎。
 並の遣い手なら、本当に貫かれたと脳が錯覚し心肺が停止しかねない恐嚇。
「イカした “棒” だな……」
 しかしそれすらも、無頼の貴公子の戦気を煽っただけに過ぎなかったのか。
 本来この 『神鉄如意』 行使するには “ある制約” が在り
単なる私闘に用いる事は赦されない。
 だが真の姿を顕したシュドナイにとって、
目の前の存在はそれに殉ずる価値のある 『男』 だと判断したのだろう。
 或いは、空条 承太郎との純然足る決着が、
その男の 『大命』 だったのかもしれない。
 何れにせよ最終局面、戦況の優位は圧倒的にシュドナイ。
 真の姿の顕現に加え、絶対に折れず曲がらずを要諦とする正体不明の超宝具。
 スタンドしかない、法則上新たな能力の追加もない、
しかも疲弊している承太郎に、万に一つの勝ち目もない。
 だが!
 我々は、知っている。
 その裡に宿る大いなる血統、その中で生きる者達の運命を
(つぶさ) に見つめてきた我々だけは識っている。
 空条 承太郎にも “武器” が在る。
 時空を超え、存在を超え、スベテの終焉を迎えても消える事はない。
 決して折れない、歪まない、 『黄金の精神』 と云う名の武器が在るコトを。
 それが起こす 『奇蹟』 を、いつも目の当たりにしてきた筈。
 故に見護ろう、二人の男の闘い、その極限の決着を。
 憂慮する必要はあるまい、喩え如何なる結末であろうと、
この男に限って、絶望の二文字だけは絶対に存在しない。


←TOBE CONTINUED…


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