ガンダムW
1549話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
俺が鍛えている部隊とOZの部隊の模擬戦が行われるという事になってから、数日……いよいよ模擬戦が行われる日が来た。
以前俺が乱入したような大掛かりなものではないのだが、それでもここの演習場には多くの軍人やOZの人員が集まってきている。
それもこれも、やはりノベンタ、セプテム、ベンティという連合軍の最高幹部とも呼べる3人がいるからだろう。
そんな3人が模擬戦を見に来ているのだから、当然他の軍人でも仕事が忙しくない者はやって来なければならない訳で……それが現在のこの状況だった。
驚くべきというか、ある意味連合軍の軍人が集まっている以上は当然だったが、OZの方からもトレーズが来ている。
まだ直接言葉を交わしてはいないが、ゼクスやノイン辺りから俺の話を聞かされていれば、間違いなくこっちに接触してくるだろう。
ちなみに、俺が厄介だと感じているトレーズの狂信者、レディ・アンは今日ここにはいない。
オペレーション・デイブレイクが近づいて来ているという事もあって、今は色々と忙しく動いているのだろう。
トレーズと話しただけで嫉妬してくるレディ・アンとは、出来るだけ接触したくはない。
将来的にもう少しまともになった時のレディ・アンなら、話は別なんだが。
「ほう、君がアクセルか。ノベンタ元帥に取り入って、随分と好き勝手にやっているようだな」
OZのお偉いさんと思われる50代程の男が俺を見てそう告げてくる。
いや、服装がOZの制服じゃないし、結構豪華な服なところを見ると、OZのお偉いさんじゃなくて、ロームフェラ財団の男か?
「好き勝手とは随分な言い草だな。俺は俺に出来る事をやってるだけだ。……まぁ、その好き勝手なのがどれだけのものだったのか、今日のOZの敗北で明らかになるだろうが」
「はっ! OZの兵士が連合軍の兵士などに負ける筈があるまい!」
……おい、オペレーション・デイブレイクが終了した後ならともかく、今のこの状況でそんな事を言ってもいいのか?
俺達の会話を聞いていた、連合軍のお偉いさん達がお前を睨んでるぞ。
まぁ、ロームフェラ財団というのは王侯貴族の集まりだ。
デルマイユのような自分の事しか考えていない者もいれば、サンクキングダムと関わりのあったウェリッジのような者もいる。
中にはこういう典型的な勘違い男がいても……いや、待てよ? なんでこの男は俺にわざわざ絡んできたんだ?
口にした言葉が正しいのであれば、俺がノベンタの下にいるのが気にくわないといったところだろう。
だがこいつの性格から考えて、ノベンタを慕っている……というようには見えない。
そもそもロームフェラ財団の人間にとって、ノベンタというのは邪魔者以外のなにものでもないのだから。
でなければ、オペレーション・デイブ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ