絶望のロンド 前編
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攻撃しようとするも、直前で投げ飛ばされたため攻撃が届かなかった。
投げ飛ばされた力が強かったのか、すぐに体勢を立て直すことが出来なかった。その時視界に入ったのは、投げ飛ばした直後というのにアルケオニスガンダムが真上にいた。
刀を頭上に構えており、鋒に赤黒い球体が出来ていた。
『 !? 』
降り下ろしてきた刀をハンマーで攻撃を防ぐと、鋒に出来ていた球体が放たれ、アルデオガンダムの頭部の横に着弾した。
しかし、球体が着弾すると、辺り一帯を巻き込むほどの大爆発が起こった。
「カグラっ!! 」
「レイ………! 」
『カザマ先輩っ!! 』
爆発の規模が酷く、爆風と煙により機体が後退る。なんとか堪え、ブラウドライツガンダムとヴァサルティスガンダムは爆発の中心部に向かう。
「カグラァァァァっ!! 」
煙により視界が悪くなっているが、レーダーを見ると、アルケオニスガンダムは移動をしているようで無事なのは分かったが、まだ戦闘を繰り広げているようだった。
レーダーを頼りに移動していると、何かがこちらに向かって飛んできた。急なことでぶつかってしまったが、地面に落ちた物体を見ると、アルデオガンダムの左腕のようだ。
「そろそろか!今すぐ止めてやっから、待ってろよカグラっ! 」
意気込んで一歩を踏み出すと、先程の剣圧と同等の風圧に襲われ大きく後退る。今の風圧で煙は晴れ、視界が良好になった。
しかし、視線の先には満身創痍のアルデオガンダムが、アルケオニスガンダムに痛めつけられていた。その光景を見て、すぐにアルケオニスガンダムの元へと向かう。
「それ以上やめろカグラっ!もう充分だろ! 」
制止の声を投げ掛けるが、アルケオニスガンダムは構わず刀をアルデオガンダムに突き出した。
『くっ! 』
「くそっ! 」
辛うじて間に合い、二機の間に左腕のシールドを割り込ませる。だが、刀は軽々と腕ごとシールドを貫通していった。
「やめろって言ってんだろーがっ!こんなことしても、何もいいことなんてねーだろっ!! 」
「…………邪魔すんな」
そういうと、アルケオニスガンダムの左手は赤黒いエネルギーが集中し、胴体目掛けてゴッドフィンガーを突き出してきた。
咄嗟に右腕のシールドで防いだが、刀の手放して右手にもゴッドフィンガーのエネルギーを集中させ、左肩の付け根を破壊された。
破壊した直後蹴りを入れられ、刀をシールドから抜き取って接近してきた。こちらは体勢を立て直す暇さえなく、その隙を狙うかのごとくに刀を降り下ろしてきた。………………はずだった。
「レイ、オちツいて………! 」
後ろから抱きつくようにブラウドライツガンダムがアルケオニスガンダムの動きを止めていた。
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