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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
作戦会議
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込まれたときには僚機がもう1機いたんだったな。
入江少尉って言ったかな?彼の機体(激震)はちょっと離れた場所で無残な状態で見つかったんだっけ。
検証ではBETAにやられたのではなく、爆発で破壊されたようなので、最悪の死に方ではなかったのがせめてもの救いだったな・・・。
「よし、では始めます。まずは無重力環境下での操縦感覚を掴むために、左舷方向から2周し、その後反転、右舷方向から2周してください。その次は天頂方向へ20宇宙キロ進んだ後、反転して戻ってください。」
アントワープの命令一下、12機のジクレータMk4は一斉に所定のコースを突き進む。
――――全行程30分ほどで戻ってきたのだが、皆感覚は掴んだみたいだ。
特にA-01の連中は馴染むの早い気がするな。
いや、帝国軍の連中も精鋭らしくかなり習熟度高いのだが(特に遠野中尉なんかは)、連携という面も含めると今のところA-01の方に軍配が挙がるかな。
「よし、それではお待ちかねのフラッグ戦(チーム模擬戦)といきましょうか!・・・・・現在艦隊は
オルフェーリアを中心にちょうど二つに分かれています。」
アントワープがモニターを示すと進行方向を上方とした艦隊の俯瞰図が表示されるが、それはちょうど二つに分かれていた。
「天頂方向から見て右翼がブルー部隊の陣地、反対側の左翼がレッドの陣地とします。」
アントワープの説明に合わせてモニター上で右側の艦艇の表示色がブルーに変わり、左側の艦艇の表示色がレッドに変わった。
「それぞれの陣地の最深部にいるエルガウェインR級(戦艦)が本拠地となり、そこに到達して艦橋にロックオンした方が勝ちとなります。ブルー側はガムス、レッド側はジェイコフですね。」
モニター上ではそれぞれの一番奥に位置する艦が点滅している。
「何か質問はありますか?」
――――「禁則事項はあるのでしょうか?」遠野が早速に質問をした。
「そうですね、模擬モードになっているので兵装は無効になっているし、操縦ミスで艦艇に接触しそうになっても制御AIが防いでくれるので、特に注意点はありませんが・・・・あ、そうそう、そういう兵装の用意はありませんが、格闘戦は禁止します!損傷する可能性がありますからね。」
そうして模擬戦の幕は切って落とされた。
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