孤独の戦い 後編
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
としてでも止めてやんよ」
「………………もう、いい……」
「へ?もうって…………なにがだよ? 」
「うるせえっ!!いいからあっち行ってろっ!!もう俺に構ってくんなっ!!! 」
バスターライフル改を構え、発生させたビームサーベルでヴァサルティスガンダムに斬りつける。シールドで防がれてしまったが、即座に蹴りを入れて吹き飛ばす。
「…………もういいんだよ。もう…………」
残った左翼の翼を広げ、逃げるかのように飛び立つ。
「カグラっ! 」
ーーー−−
『話は済んだようだな。だが、いったいどこに向かおうとしている? 』
「…………フィールドアウトすんだよ」
『それは認めん。すぐに戦闘に戻れ』
「…………………くれ」
『なんだ?もう一度言え』
「頼む…………もう、やめてくれ…………もう、充分だろうが」
『それを判断するのは私だ。先程の攻撃も、被害は相手の方が大きい。君は戦闘区域に戻り、戦ってくるがいい。それに……………ここまでやったんだ。失うものなどないだろう? 』
その言葉を聞くと、思わず足を止めてしまう。
『仲間を救うために、仲間を傷付けた。それに、歩み寄ってくる者もだ。これ以上失うものなどあるはずがない』
「っ………………!」
『昨日の事もあり、もう君には仲間などいないんだ。大人しく言うことを聞くがいい』
次々と言われる言葉には、鋭利のナイフで貫かれたかのような鋭さを持っており、心に突き刺さる。そのせいか、男が途中から何を言っていたのか分からない。
ただ…………気づいたら、俺は戦闘区域に戻っていた。上空ではトランザムを発動しているブラウドライツガンダムとヴァサルティスガンダム。ヤークトアルケーガンダムとカバカーリーが戦闘を繰り広げていた。
奥にはティグリスガンダムがセラフィムガンダムの改造機とダブルオーライザーの改造機と戦っていた。
「………………」
バスターライフル改を静かに構え、ティグリスガンダムとダブルオーライザーの改造機に標準を合わせる。二機が重なった瞬間を狙い引き金を引くと、セラフィムガンダムの改造機が、巨大なハンマーで砲撃を弾いた。
『やはり来たか!お主は我が倒そう! 』
『え?それじゃあティグリスガンダムは私が相手するんですか? 』
『ガッハッハッ!時間を稼いでくれ! 』
『酷いですよカザマ先輩〜』
『踏ん張れサイオンジ!では行ってくる! 』
砲撃を弾いたセラフィムガンダムの改造機は、そのままこちらへと接近してきた。それに対し、バスターライフル改からビームサーベルを発生させ、歩いて向かう。
『ゆくぞ!引導を渡してくれる! 』
ハンマーを大きく
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ