孤独の戦い 後編
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が出来なかった。
すると、ヤークトアルケーガンダムの胴体を除いた左半分がビームに呑み込まれる。ただし、こちらの右腕と左足を巻き込む形でだ。
「────カグラ レイっ!!!ふざけているのかっ!!? 」
砲撃元を見ると、アルケオニスガンダムがバスターライフル改を構えていた。
「………………」
しかし、何も言わずバスターライフル改の引き金を引き、第二射を放ってきた。今度はこちらもヤークトアルケーガンダムも距離を大きく取り、砲撃を回避する。
「貴様ぁっ!!! 」
ビームサーベルを構え、アルケオニスガンダムに詰め寄る。
「っ───! 」
バスターライフル改からビームサーベルを発生させ、すぐにティグリスガンダムと距離を取る。
ーーー−−
「アイツら何やってるんだよ………」
「ケンカ…………にしては、様子がおかしいわね」
「ちょっと止めに行ってくるね〜」
「お前が止めに行ったら即負けだろバーロー」
いつの間にか観客席の出口に立っていたトウイを留まらせる。
「いいからここで待ってろ。今は……な」
そう言い、再び試合へと視線を向ける。
もしかしたら、この調子だと昨日の二の舞になるぞ…………カグラ。
ーーー−−
「ぐっ──! 」
ティグリスガンダムのビームサーベルを、バスターライフル改のビームサーベルで受け止める。つばぜり合いをしていると、機体を半身にさせて尻尾となっているレギルスキャノンで横から叩きつけられた。
「っ──! 」
機体は廃ビルの中へと激突すると、追い討ちをかけるようにビームサーベルを突き出しながら突進してきた。
「やめろ二人共っ!! 」
二機の間にヴァサルティスガンダムが割り込み、シールドでティグリスガンダムのビームサーベルを防ぐ。
「今はこんなことしてる場合じゃねーだろ!頭を冷やせ! 」
「黙れ!コイツは私ごと撃ってきたのだぞ!?それを許せというのか!? 」
「許せとは言わねーよ。けど、今は忘れてくれ。カグラも、ちゃんとあとで事情を話せ」
「………………」
「とにかく、今は試合中だ。その話はあとでしよーぜ」
「…………もう知らん。勝手にするがいい」
ティグリスガンダムは押しつけていたビームサーベルをシールドから離し、再び戦闘区域へと戻っていった。
「セシリアちゃんにはなんとしてでも時間を稼いでくれって言ったからな。ちゃんとあとで礼を言っとけよ? 」
「………………」
「本っっ当。今日のオメーは無口だな。ヒイロかっての?それより、俺達も行こーぜカグラ。今度こそサポートは任せろ。誤射しそうになったらなん
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