孤独の戦い 後編
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だし、味方ごとだ』
「────っ!ざけんなっ!!そんなこと───」
『出来ないと?別に構わない。彼女がどうなっても知らないがな』
「ぐっ────! 」
『では、健闘を祈る』
コンソールを握る手に力が入り、小刻みに震えてもいる。
「はあ………はあ………! 」
息を荒げながら前を見ると、ティグリスガンダムとブラウドライツガンダムが、三機対して戦っていた。人数的不利もあるのか、攻めきれずにいるようだ。
今なら…………この混戦の中だったら……………間違って当たることもあるよな?
ゆっくりとバスターライフル改を構えようとすると、ヴァサルティスガンダムの手が肩に置かれた。
「カグラ。あんま気負うっつーの。サクラ先輩の言う通り、ひとまず下がってろ。んで、落ち着いたら戻ってこいよ?だから、それまでは俺達に任せろ! 」
「…………うるせえよ」
「へ? 」
「うるせえよ。俺なら大丈夫だ。行くぜヒメラギ」
手を払いのけ、そのまま二機の元へと向かってブーストを全開にする。
「ちょっ!?カグラ!…………たくっ。しゃーねー。アキザワ先輩。どうすればいーッスか? 」
「…………アークエンジェルもそろそろ戦闘区域に入るし、ヒメラギも前線に出て。それと、カグラのサポートをよろしく」
「りょーかいッス」
こちらもバーニアを全開にし、アルケオニスガンダムのあとを追う。
「…………あんま無茶すんじゃねーぞ、カグラ」
ーーー−−
「ダブルオーが厄介だな……」
ヤークトアルケーガンダムとカバカーリーは、セシリアちゃんが来たことによりやや優勢にはなった。しかし、遠くから砲撃してくるダブルオーライザーにより、攻めきれずにいる。
「カグラ レイは使い物にならんしな。ヒメラギ トウヤなら、少しは時間を稼げるかもしれん」
となると、奴が来るまで現状を維持するか。
「セシリアちゃん。ヒメラギ トウヤが合流次第、一気に攻める。奴なら多少なりともこの二機を抑える事が出来るだろう」
「トーヤヒトリでダイジョウブ? 」
「奴がやられる前に、私達が先に倒せば大丈夫だ」
「………ワカッタ」
ブラウドライツガンダムはGNバスターキャノンを折り畳み、両腕からビームサーベルを発生させてカバカーリーに接近する。
ティグリスガンダムも両手にビームサーベルを構え、ヤークトアルケーガンダムに接近する。相手もGNバスターソードを二刀を構え、距離を詰めてきた。
そしてお互いの間合いに入った直後、後方からアラート音が鳴り響いた。
「 !? 」
互いの武器を振り下ろした直後だったため、回避行動を取る以前に、後方を確認すること
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