自分の家
第2話 友達と合流1
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ブーン、ブーン。 バタ。
「着いたよ。ここが、学校。あってら小学校」
「とっても遠い。家から学校まで何分かかったの?」
「車で30分くらいじゃない?」
「この約2倍が歩く時間だから、60分だ」
「1時間もかかるのー!?」
「しょうがないよ」
2人は校門を開け、お母さんに手を振った。
「バイバ〜イ」
「頑張ってね〜」
紅音と香奈美はそろって校舎に向かった。
「お姉ちゃん・・・」
「ん?」
「緊張するんだけど・・・」
「大丈夫って。紅音の友達の、欄がいるから。ね?親友でしょ?」
「・・・うん」
「そうかそうか。緊張しない人は、偉い人だよ」
「・・・紅音、偉いもん。だから緊張しない」
「あ、あれ、欄じゃない?真衣だ!紅音」
「ん?」
「欄のところ行く?ウチは真衣んとこ、行くけど」
「行く」
「じゃ、はっしれー!」
2人は思いっきり真衣と欄のところに走っていった。
とても速いので、とても元気。
真衣と欄は同時に振り向いて、
「香奈美!!紅音!!」
「おはよ!このことは、誰にも内緒だよ。ウチ、校長室行っているから、教室に着いても言わないでね」
「わかった。朝の会までの内緒ね」
「でも、気づかれないように行くには?」
「誰も通らない所、真衣知ってるよ」
「あ、じゃあ、そこ教えて!」
「オッケー、オッケー!行くよ!」
「うん」
そして、そこの通りの始めの地点に着いた。
辺りは真っ暗で、何もない。
「怖い」
「まじで!?真衣、1人でここ通った事、めっちゃあるよ」
「こっちがびっくりするんだけど」
「でもね、なんで1人で行ったことがいっぱいあるか、知っている?」
「知らないに決まってるじゃん」
「まあ、そうだけどね。実は、この通りだけ声が響くの」
「・・・で?」
「2人で通ると大騒ぎになるなって、響いて・・・」
「秘密だったはずの秘密がばれて、その噂がどんどん広まっちゃう?」
「そう」
「でも、なんでウチを?」
「え、ばれないように行くからでしょ」
「でもさあ、紅音、普通の廊下、欄と歩いて行っちゃったよ」
「んま、もういいよ」
「あはは・・・」
「それよりも、香奈美、会えて良かったー」
「真衣、真衣、香奈美、香奈美、真衣、真衣、香奈美、香奈美、真衣、真衣、香奈美、香奈美、・・・」
「何それ」
「ずっと一緒に入れるおまじない」
「あ、え、あ、ありがとう・・・!真衣、香奈美にず〜っと会いたかったんだもん」
「その言葉、何回目よ」
「うーんと・・・。1回、2回、3回、4回、5回、6回・・・」
「・・・そんなに言った?」
「嘘」
「それよりも、行くよ」
「静かにね」
「うん」
「そーっと」
「そ
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