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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十三話 ホテルアグスタ 3
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機物の操作系を奪取する事もできます。ガジェットの動きがよくなったのは、多分インゼクトの仕業です」
その説明は通信を通して副隊長にも届いていた。
「ヴィータ、ラインまで下がれ。向こうに召喚師がいるなら、新人達の元に回れ込まれるかもしれん」
「ああ、分かった!」
ヴィータはすぐに防衛ラインまで下がるべく、その場を後にする。
『ザフィーラ、シグナムと合流して!』
シャマルが、別の場所で戦っているザフィーラに指示を出す。
戦力を集中した方がよいと判断したのだ。
『心得た』
周囲のガジェットを一掃し、ザフィーラは空に舞い上がった。
「やはり素晴らしい、彼女の能力は」
アジトでその戦闘を見ていたスカリエッティは満足げに頷く。
「極小の召喚虫による無機物自動操作、シュテーレゲネゲン」
別モニターのウーノが呟く。
「それも、彼女の能力のほんの一端に過ぎないがね」
モニターを見つめるスカリエッティの目が、妖しく光った。
「ブンターヴィヒト…オブジェクト11機、転送移動」
ルーテシアはさらに魔法をつなげる。
インゼクトがとり憑いたガジェット、1型10機と3型1機が魔法陣に飲み込まれる。
ティアナside
「遠隔召喚?来ます!」
最初に気づいたのはキャロだった。
アタシ達の目の前に魔法陣が現れ、その中から11機のガジェットが浮かび上がってくる。
「あれって召喚魔法陣?」
「召喚ってこんな事もできるの?」
エリオとスバルが驚く。
エリオはともかく、スバルは訓練校時代に習ったでしょ!
「優れた召喚師は、転送魔法のエキスパートでもあるんです!」
キャロがケリュケイオンを身体の前でクロスさせて構える。
「何でもいいわ!迎撃、行くわよ!」
アタシはクロスミラージュの安全装置を解除した。
「「「「おう!」」」」
まるでそれが合図だったかのように全員が答え、戦闘モードになった。
今までと同じだ。証明すればいい…自分の能力と勇気を証明して…アタシはそれで、いつだってやってきた!
クロスミラージュに込めた魔力を弾丸として放つ!
「いけぇ!」
まっすぐに魔力弾はガジェットに向かう。
だけど、AMFに阻まれてしまう。しまった!
「通常弾?どうした、ティアナ!そんなのが通用しないのは分かってんだろ!」
アスカの叫び声が聞こえてきた。
「わ、分かってるわよ、そんなのは!アスカ、バリアを前面に展開!スバルはバリアに紛れてガジェットをたたいて!」
アタシはすぐに指示を出す。
アタシを中心に、フォーメーションが動き出
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