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提督はBarにいる。
出撃・礼号作戦!〜決戦、集積地棲姫!〜
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作って冷凍しておくのもオススメだ。



 さ〜て、お次は……

「て〜とくさんっ♪何してるんですかぁ?」

「うおっ!?か、鹿島か。脅かすなよ……」

 調理に集中していたからか、目の前に鹿島がいる事に気が付かなかった。というか、正直この娘苦手なんだよなぁ。龍田みたいに底が知れない『闇』が垣間見えるというか、何というか……。

「てーとくさん!?話、聞いてます?」

 少し苛立った様子で鹿島が頬を膨らませている。

「あ、あぁ。すまんすまん、何の話だっけか?」

「もう!……だからぁ、鹿島がお手伝い出来る事。ありませんか?」

 あぁ、手伝える事が無いか?って話か。聞くところによると鹿島はかなりの料理上手らしいからな。差し入れの調理補助を頼むか。

「助かるよ、今出撃メンバーに差し入れでも届けてやろうと思ってな。その手伝いを頼めるか?」

「もちろん♪じゃあ、急いでエプロン取ってきますね♪」

 んじゃ、俺は鹿島が戻ってくる迄に進められる調理を進めていこう。

 野菜の次は肉!ってなワケで、準備したのは豚のスペアリブと鶏の砂肝。スペアリブは500gでの計算で調味料の分量を載せておく。

 スペアリブは鍋に水を張り、酒と塩を少々入れて30分程下茹で。その間に砂肝を半分に切り、銀皮(白くなってるトコね)をカット。後で別の料理にするから、銀皮は捨てないようにね。銀皮を外したら食べやすいように切り込みを入れて、下味を付ける為に塩・胡椒をしておく。

「お待たせしました〜♪」

 パタパタと戻ってきた鹿島はピンクでフリフリいっぱいのハート型エプロンを着ていた。

「どうです?可愛いでしょ?」

「いや、何というか……そういうの、マジで着る奴いるんだな……」

 艦娘のエプロン姿って間宮に伊良湖(間宮は割烹着だが)、鳳翔に時雨、長門、後は金剛くらいしか見た事が無かった。そいつらも普通のエプロンだったから、こんなキャピキャピした感じのエプロンを着てるのを生で見たのは初だった。

「酷い!そんな言い方しなくても……」

 そう言うと鹿島はクスン、クスンとしゃくりあげて泣き始めてしまった。

「いや、別に可愛くないとか言ってる訳じゃあ……」

 慌ててフォローにはいる。実際のところ似合っているし可愛いとは思う。思うんだが、どうにもぶりっ子してる奴が着ていそうなイメージが拭えない。

「いや、似合ってる……と思うぞ?」

「ホントですか!?やったぁ、頑張ってお手伝いしますね♪」

 どうやら機嫌は持ち直してくれたらしい。



「それで、私は何を手伝えば良いですか?」

「んじゃ、そろそろスペアリブの下茹でがOKなハズだから、合わせ調味料を作ってくれ。」

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