■出撃・礼号作戦!〜いざ、礼号作戦〜
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っぽい!」
朝も早よからテンション高いな夕立。
「Sorryネ〜。テートクが中々離してくれなかったのヨー。」
また何でお前はそういう勘違いを生み出すような言い回しをするかなぁ!
「提督、流石にそれはドン引きです。」
「と言うか正妻だけえこひいきですか!ズルいです!」
いやいや待て待て一航戦よ。お前ら二人とも発言がおかしいから(特に赤城ぃ!)。
「違うわっ!お前らの想像してるような事は一切ねぇわ!俺が一晩中金剛に膝枕してもらってただけで……あ。」
やっちまった、墓穴掘った。
「あらあらまぁまぁ、仲の宜しい事でwww」
「ラブラブっぽい〜www」
ほら見ろ、大事な出撃前なのにこのユルさ。?……てか、このテの話題にすぐ食らい付いてくる比叡からリアクションがない。
「立ったまま寝るなぁ!」
「ひえっ!ねねね、寝てません!寝てませんってばぁ!」
鼻提灯出して立ってた奴に誤魔化されるかバカ野郎。おおかた、またアニメのDVDでも観ててあんまり寝なかったんだろう。
「だ、だってぇ……キタンが格好良すぎて……。」
まぁ確かにキタンは格好良いけれども。大事な出撃前なんだからちゃんと寝とけよ、比叡。
「やれやれ、毎度毎度の事ですけど。大変ですねぇ、司令官。」
そう言って慰めてくれたのは吹雪か。お前のその真面目さだけが救いだよ、ホント(泣)。
さて、悪ふざけはこれくらいにしておこう。俺はゴホンと咳払いをして、
「傾注!」
と叫んだ。途端に先程までのユルい空気感はどこへやら、敬礼する6人からは緊張感が漂っている。
「お前たちは艦隊決戦支援艦隊だ。…だがな、錬度が一番高いのはお前達だ!第一艦隊に選ばれなかったのが何だ!だったら第一艦隊の奴等が攻撃する前に敵にトドメを刺してやれ!……その位の心構えで任務に当たってくれ。以上だ。」
「OK、皆行くヨー!」
金剛の明るい掛け声と共に、6人が次々と海面に下りていく。やがて隊列を組んだその航跡が見えなくなるまで、俺は海を眺めていた。
金剛には止められているが、こんな時でないと吸えないからな。胸ポケットから煙草を取り出して火を点けた。一息ふかすと、チェリーの甘酸っぱい香りが鼻腔をくすぐっていく。フーッと余韻を楽しむようにゆっくりと紫煙を吐き出すと、
「な〜に浸ってんのよ、このクズ!」
「あだっ!あつつつつ……」
霞に脛を蹴られた。
後ろを振り向くと、第一・第二艦隊の面々が揃っていた。
《第一艦隊・湾内突入部隊》
旗艦・霞改ニ
足柄改ニ
羽黒改ニ
阿武隈改ニ
大淀改
清霜改
《第二艦隊・突
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